2004 年 11 月 23 日 (火・勤労感謝の日) 那覇

さて、崇元寺から国際通りの終端の横を抜け、安里の交差点に向かいます。 ここは現在でも那覇から首里に向かう道ですが、 かつて長虹堤のあった時代もそうであったようです。

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安里の交差点。現在は陸橋とゆいレールが上を通っています。

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ここを過ぎると、次第に登り坂になってきます。

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さて、前回気になった下の写真 (さらに鮮明な写真を那覇出版社『写真集 沖縄』で発見したので、 変えてあります)の場所を確認したいのです。

この写真は、 ペリーが来航した際の有名な首里入城の絵と同じ場所であることはほぼ確実であるものの、 私の記憶にある那覇から首里への道にはなぜかマッチしないという謎の場所だったので、 何か引っ掛かっていて、場所の確認をしたかったのです。 ポイントは小さな川と交差する橋。

ペリー来琉の図

この道が交差する川は真嘉比(まかび)川くらいなのですが、 どうも記憶にある真嘉比川と違う気がするのです。

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とか言っている間に真嘉比川との交差する橋にやってきました。

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やはりここからの景色は写真と違う…。

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ここでふと発見。向こうの橋が何となく気になる…。

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というわけで少し戻り、もう一本南側にある道に入ってみました。 …この風景、川の位置を除けば写真にマッチするかも。 そう、もう少し中央の橋の川が手前にあれば…。

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と、思ったら、上の写真中央に写っている茶色いマンションの前に看板がありました。 まさにここが例の写真の場所のようです。 看板には茶湯崎橋跡(ちゃなざきばしあと)と書かれており、 おそらくこの辺りに昔の橋があったのでしょう。

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ということで、ちょっと比較してみました。 写真の中の赤い丸が橋の辺りだと仮定すると、 道の曲がり具合いなどもほとんどマッチしそうです。

現在の橋(地図はこちら)から見た真嘉比川。左が南側、右が北側。

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現在の首里への道(坂下通り)は、この写真の中央にある白いマンションの手前です。

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ふと振り返ってみると、 実はこの道の方が現在の道より、 安里交差点からの道として素直に真っ直ぐつながっているように見えます。

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さて、先に歩きましょう。

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よく考えると、 この道は昔の写真のように周囲の家がある場所から一段高く造られています。 だから妙に見晴らしがいい道ですね。

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家のある場所に行くには、意外に急な階段を降りる必要があったりします。

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少し進むと、ここで現在の坂下通りと合流します。

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先ほどの看板によると、 昔の道はここで少し右に曲がり、 現在のメルパルクと都ホテルの敷地を突っ切っていたようです。

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ここでもう一つ看板。 要するに、坂下通りで先ほどの旧街道と外れた部分は、 1933 年に廃線となった電気軌道(電車)の線路の部分を活用して道路になったようです。

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ここでちょっとミス。 旧街道はここで右に曲がらなければならいらしいのですが、 左の現在の坂下通りを通ってしまいました。ちっ (笑)。

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だいぶ登ってきたこともあり、ここからの眺めは良いです。

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ここからはちょっと間違った道です。 まあいいや、いつか正しいほうを行ってみよう。 とりあえず例の写真の場所が分かっただけでもよしということで。

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遠くに海が見えてきました。

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さらに登ります。この辺りで左に見えるのがホテル日航那覇。

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さて、もうすぐ首里城です。

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首里高校。「ちゅらさん」でえりぃが通っていた高校という設定でしたね。 その割には通学に泊大橋を通っていたりしましたが (笑)。

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山城まんじゅうの横を通り、もうすぐ首里城です。

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ここを右折。

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ということで、首里城に到着!

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ここで首里の古地図との比較の看板がありました。 最後の部分で間違ったことをここで知りガックシ。 でもまあ、今日は最終日でそれほど時間もないし、また今度でいいや。

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『首里城…は地味な史跡ではないな』に続く。


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