さて、昨年 4 月に購入してから 1 年 8 ヶ月、ガンガン酷使してきた ThinkPad X21 なのですが、 最近トラブルが相次いでいました。
ということで、見るからに満身創痍な X21 なのですが…。
キーボードの刻印もかなり消えてしまっているな〜。
で、今度はついに、 液晶左側のヒンジの部分がブッ壊れてしまったのでありました。 中の金具が見えている…。
この状態で液晶が多少角度をつけて開くと、 そのままへなへなと 180 度方面に開いてしまうのであります。 一回、ドライバーで強引にはみ出た金具を押し込んだときは少しは改善が見られたのですが、 すぐに元に戻ってしまいました、というか、もとよりさらに悪くなりました。
ということで、そろそろいくら丈夫な ThinkPad とは言え、 死ぬときは死ぬのですね。 新しいラップトップを求めて秋葉原に行くと、 若松の PS プラザで、 ThinkPad X23 の型落ちモデルで、英語キーボード & 英語 Windows 2000 というものが、 139,800 円で売っていたため購入。 型落ちとはいっても今年の 2 月モデルだ。 もちろん ThinkPad には X24 や X30 というこれより新しい機種があるわけですが、 X24 は結構値段がするし、 X30 では今までせっかく集めたウルトラベース X2 や電池などの付属品が使えなくなってしまいます。
てなことで、Pentium III 866MHz と、 X21 の 700MHz に対してあまり劇的に性能向上することは期待できないのですが (ところが、後に述べた通り、あまりに劇的に性能が向上したのでした)、 修理代だと思って買いました。 まあ、確かに英語 Windows 2000 に英語キーボードって、 そう一般人にアピールするモデルじゃないからなぁ〜。 私のような Windows で使わない族には、 英語キーボードの方が広くて嬉しいし、 使わない Windows に何が付いていようが知ったことではない。 ちなみにマニュアルも英語。
電池はちょっとだけ変わっています。容量が X21 付属のものより上がっているようです。
出てきました。
相変わらず強引な文句だなー。
ちなみに、後ろから見た感じはほとんど X21 と同じである。
うーん、いいかも。
やっぱり英語キーボードは広々としていていいなぁ〜。
うーん、気楽に裏側の写真を撮れないので、 ちょっと目隠しをば。
メモリは最大限積むことにしました。 ということで、本体 128MB + 増設 512MB で合計 640MB。 かなりの実装密度だね (19,800 円)。
取り付け完了。
うーん、640MB かー。X21 は最大 384MB だったから、 かなりの増強だ。
で、何を期待してたかというと、 X2 シリーズなどの ThinkPad は、とにかく HDD 換装が楽なので、 X21 からディスクを出してきてそのまま交換してしまえば、 インストールの手間も要らないや、ということです。 ハイバネーションも元々していないため、 そのまま交換できてしかるべきですね。 ネジ 1 本外すだけで交換可能です。
ということで、X21 から取り出した 60GB ディスク (日立 DK23EA-60)。
X23 の方も開けましょう。
中身は IC25N030ATCS04-0 (30GB) でした。
ということで、換装完了。
あっさり FreeBSD がブートしました。
X は 3D RAGE から RADEON に変わったため、 xf86cfg で設定をしなおす必要がありました。 まあ、簡単だからいいけど。
このマシン、使ってみると 700MHz → 866MHz というクロック比をはるかに越えた、 体感スピードの向上が見られます。 まあ、メモリも増えているし、グラフィックも速くなっていそうだからね。 なかなか素晴らしい。