2002 年 10 月 22 日 (火) 三田

それは突然やってきました。 いつもメインマシンとして利用している ThinkPad X21 で、 つれづれなるままに文章を打ち込んでいたら、 突然かな漢字変換が効かなくなったのです。 「おかしいな?」と思い、再起動すると、「カツーン、カツーン」と、 いやな異音をたててから OS が起動しました。 X を起動すると、Eterm の背景が一部表示されない。 これは大変だ! ということで、 コンソールを見ると、"hard error reading ...." のエラーがずらーっと出ています。 顔が青くなりました。ディスクが壊滅寸前であることは明らかです。

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慌てて、近所のディスクに重要なデータからコピーを始めると、 既にメールの一部も壊れてしまい、tar がリトライを続ける始末。 まあ、tar コマンドは賢いので、何度か挑戦してダメだとあきらめて次にいってくれるのですが、 そんなことをしているうちに壊滅の時は迫っています。 どうも、つまった時は別のディレクトリを ls したりすると進むこともあるようです。

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ついに、tar が cannot stat ではなく、 Read error at byte 0 というエラーを表示したところで、 FreeBSD ごとシステムが落ちました。

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ここまで来たら腹を括るしかありません。 これ以上起動を試すこと自体が fsck でデータをより壊す可能性が大です。 しかも、ドキュメントやメールなどの重要なデータは、 3 週間ほど前に取ったバックアップがあります。 さらに、今の断末魔のバックアップで、仕事に必要なメールやドキュメント、 ソースファイルなどはほとんどすべてバックアップが取れました。

秋葉原が閉まる時間の前に、 行ってハードディスクを購入するのが最善の策でしょう。 既に時計は 7 時を回っています。 急いで秋葉原に出発!


つづく


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