2002/08/07 自宅「コピーコントロール CD、頼むから消えてくれ！」

しつこいけどコピーコントロール CD の話だ (第 1 回, 第 2 回)。今まではコピーコントロール CD とはいっても、 AVEX が中心だったし、別に買わないならそれでいいや、ということで買わずにいたのですが、ここ数週間で他社のコピーコントロール CD の発売が相次ぎ、ついに知らずに買ってしまった CD が CCCD に汚染されているという、最悪な事態になってしまいました。

Amazon で買ったのですが、 注文した時点では CCCD という情報は、どこにも書いていなかったんですよ。知ったのは手元に届いてから（ファンの BBS でも「CCCD でびっくりした」、というのが発売直後に出ていたくらいだから、ほとんどアナウンスはなかったんじゃないかな）。これってほとんど詐欺じゃないですか。思わず返品しようと思ったんだけど、返品は面倒だし、CD としては聴きたいし…、ということで、封を切ってしまいました。最近の CCCD の増殖を見ていると、 CCCD 不買運動もどんどん難しくなっているように思います。

ということで、CORE OF SOUL "Flying People" (東芝 EMI)。東芝 EMI は、最初どうでもいいオムニバス盤あたりに CCCD を入れていたり、宇多田ヒカルのアルバムでパパに CCCD 拒否宣言をさせたりと、てっきり業界の CCCD 推進動向にご追従で仕方なく付いていっているのだと思ったら、いきなりこんなマイナーな新進アーティストの CD に入れてきましたか。ああそうですか (呆)。がっかりです。

裏にはこう書いてあります。「この CD は、通常の CD プレーヤでの再生を意図して作成しておりますが、一部の機種では再生に不具合を生じる場合があります ● ポータブル、 MP3 再生対応、CD-R/RW 再生対応などの CD プレーヤと、音楽用 CD-R/RW レコーダ ● カーナビ、DVD、SACD、LD、ゲーム機などのコンパチプレーヤ ● Windows パソコンでは CD に収録されている専用プレーヤソフトで圧縮ファイルを再生することができます。＊Macintosh には対応しておりません。＊パソコンの使用状況によっては、 Windows パソコンでも専用プレーヤソフトが動作しない場合があります。 製造上の不良を除き、交換・返金・返品には応じかねます。」

そうですか、ポータブル CD でも聴くなと。ふーん。しかし、「コンパチプレーヤ」ってのは笑わせるね。インコンパチブルなのはこの CCCD とかいう紛い物だよね。 Macintosh の一部機種では、この手のディスク入れると、修理しないと取り出せないらしいじゃないですか。しかも有償修理。なんだよ、Apple も無償修理で対応して、被害額を訴訟でとってやればいいのに。ここまで正規ユーザに不利益を与える音楽業界って本当に何様？

てことで、裏を見ると、前回の BoA の CD とほとんど雰囲気は一緒ですね。

てなわけで、某 PowerBook G4 の DVD-ROM に突っ込んでみました。このドライブ、いい子なんですよ…。ありゃりゃ、CDDB に既に入ってやんの (^^;。

というわけで、ポチッとな…。自分にはとりあえず現在害はないとは言え、 iPod ユーザとしてはこういう論外の行為は許せません。

ふむ、アンケートはがき兼ライブ応募はがきか。文句があったらここに書けと言うことかな。

せめて、正規に CD を買った人間には、ネット配信サービスで同じ曲を無料で提供する、そして CCCD の価格はずっと安くする、というのが最低の筋だと思うぞ。何を考えているんだか。

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2002 年 8 月 7 日 (水) 自宅