2000 年 6 月 24 日 (土) サンディエゴ

タイムゾーン: -7H 日本との時差: -16H

どうも日本に帰る当日になったということで、 体が日本のタイムゾーンを欲しているのか、 なかなか眠れません。 どーせだから、飛行機に乗り遅れるとまずいので、 徹夜してしまうことにしました。 ついでにこの Web でも書いているとちょうどいいでしょう (^^;。 ということで、さらに[S]夜景の撮影に挑戦していると、新たな事実を発見。 [S]DSC-X150 の夜景撮影用のスローシャッターモードは、 どうも 4 秒の露出時間よりも 1 秒の露出時間の方が明るく写るようです。 明るすぎると自動的にセーブしてしまうのかな?

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昨日のページと同じ方向を写してみました。 全くこっちのほうがきれい。 手ブレも少ないし。

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一昨日夜中まで飲み明かしたバーはこのあたり (^^;。

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を、テレビのリモコンからチェックアウトができるのね。 なるほど。しかも日本語でのメッセージ表示が可能とは…。 英語、スペイン語、日本語が使えるようです。

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と、いうわけで、 相変わらず曇っている朝が来ました。 あたりの風景を撮っておきましょう。

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サンディエゴ国際空港に到着。 チェックインも済み、 後は搭乗するばかり、 昨日は徹夜で眠いので、 はやく日本行きの飛行機で眠りたい…。 ちなみに今日は、 ロサンゼルス行きの飛行機は、 こっちに来たときのようなコミューター便のプロペラ機ではなく、 どうもジャンボジェット機のようです。 でも、ちょっと出発が遅れていて眠さが倍増。 乗り継ぎ時間が減ってるわけで、 乗り継ぎに失敗したくないなぁ。 ああ、それ以前に寝過ごしてしまうとやばいかも…。

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……って、思ってたんだけどね。 そこにいきなり空港のアナウンスが。

「XXXX 便は機器の不調により、 出発ができなくなりました。 そのため、 このままロサンゼルス空港へ引き返します。 該当する航空券をお持ちの方は、 階段下のカウンターで、 取消しや返金の処理を行ってください」

なんですとー!?

と、まあ、私のつたない英語力を無視して英語で捲し立てるんですよ (^^;。 やばい。 や、私って、 何か飛行機を不調にさせる才能があるんでしょうか? 今日は日曜ということで、日本に帰る便はどれも混んでるに決まってるし、 まあ最悪、サンディエゴかロサンゼルスか、 あるいはサンフランシスコあたりで余計な一泊をすることになりそうですね。 まあ、前回の[S]ローマの時みたいに成田で一泊よりも、まあマシかもしれませんが…。 でも職場に月曜復帰はかなり困難な予感。

早足で階段を降りたんだけれども、 もう目の前には 30 人くらいの列。 しかも、UA のカウンター (実際には UA ではなく、 United Shuttle のカウンターなのだが) の事務処理の効率の悪いことと言ったら、 まあ、日本では喩えるものが見つかりませんね。 1 グループにかかる時間が下手すると 20 分以上です。

しかもそういうグループの人たちが「一緒でないとダメ」とか、 「ホテルは全部別の部屋に」とか、 わがまま言う人がいるたびにどんどん効率が下がっていく。 さらに、私の前の 5 人くらいの日本人の家族 (だと思う)、 二手にわかれて並んで、 何となく受付が早そうな方にいきなり合流する。 ちょっと後ろに押しやられる我々。 おいおい、気分はわかるけどさ、 この、みんなピクピク緊迫している状況でそんなことしたら大顰蹙だってば。 同じ日本人として、頼むからやめてくれよ〜 (;_;)。

しかも、受付窓口が最初 2 個あったのに、 昼食時間になったら 1 人いなくなってしまった。 そしてそこにある 5 人くらいの団体のにーちゃんたちが、 散々ごねて、結局 30 分以上にわたり処理がストップ。 後ろの LA に行きたいだけの 2 人 (渋いおっちゃんたち、多分アメリカ人) が、 そのにーちゃんたちとカウンターの人に対して、 小声で悪態をついている。

「こっちは LA に行きたいだけなのに、さっさとしてくれないかな」、 「何ごちゃごちゃいってんのかねあの連中」、 「彼ら (受付スタッフ) には商売というものがないのかね?」とか。 う、まったく同感なんだけど、この雰囲気いやだ。 ちなみに、このにーちゃんたちを処理している間だけで、 LA 行きの飛行機は 2 便出てしまいました。 ほんと、後ろのアメリカ人の 2 人には同情を禁じ得ません。 ちなみに、例の日本人団体は、 結局別の列に並んでいた方が処理が早かったみたいです。 ザマをみ :-p。

そこにやっともう一人の窓口のおっちゃんが帰ってきました。 後ろに並んでいる例の人は小声で、 「よい昼食が取れたのかね。お帰り」なんてやたら丁寧な言い方で言ってます。 あはは。恐いぜ。 てな感じで、やたらと無駄に時間をつぶされたあとで、 私の番が来ました。 というわけで…。

「まあ、単純に言えば、今日中にとにかく日本に帰りたいんですけど」
「あなたが座れるような席なんて、この世のどこ探したってないわ」 (『[S]幻の湖』風、そう聞こえた (^^;)

まあ、あれだけこちらの列が処理に手間取り、 しかも日曜の帰りの便だから満席というのもまあ、仕方がないですね。 で、交渉に入ったのですが、 そこにいきなり横から割り込んできた中南米風のにーちゃん、 私よりずっとひどい英語で、 「頼むから乗せてくれよ、親父が国で死んだんだよ」 と、あまり真剣そうでもなく訴える。 そんな定番モノ通じないってば (^^;。 邪魔だし、ただでさえこっちはイラついてるんだから、 頼むからあっち行ってね。バイバイ。 ということで、私は精一杯早く処理されるようにしたつもりだけど、 やっぱり 7, 8 分はかかってしまったかなぁ (だって、ホテル探す時間が長いんだもん。俺のせいじゃないよ)。 ごめんね、後ろの 2 人 (しかもその後にはさらに長蛇の列)。

てな感じで、結局サンディエゴに UA の金でもう一泊することになりました。 とは言っても、ホテルも結構埋まっているようで、 結局 Wyndham San Diego という名前のホテルになりました。 どんなホテルかなぁ、安いとこじゃないだろうなぁ (観光ガイドは Marriott ホテルを出るときに捨ててきてしまったので、 ホテルのデータは手元に全く無し)、 と、思ってシャトルバスで行ってみると、 これがまた、かなり豪華なホテルで、「あれまぁ」と、 実はかなりうはうは状態 (^^;。

ちなみに、観光ガイドだけではなく、 アクセスポイントの電話番号なども全部捨ててきてしまったので、 ネットワークに接続できない状態。

とりあえず部屋に行ってみると、なんとダブル部屋でありました。 面積は Marriott の時よりもずっと狭かったのですが、 まあ、これ一人で使っていいんかい? ということで、ちょっと幸せが盛り返しました。 実は昨日徹夜であまり寝ていなかったため、 眠いといえば眠かったのですが、 まあ、ランチくらいは取るかなぁ、と思い立ちました。 ちなみに、UA からはランチ $7、 ディナー $10、朝食 $7 の補助券をもらっていたので、 せっかくだからホテルのランチにでも使うか (ただし、翌朝の出発が 7:00 にサンディエゴ発なので、 朝食はまず使えない)、 と思ったのでありました (う、今考えたら LAX 空港で朝食に使えたはずじゃん…)。

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ちなみに部屋からの景色はこんな感じ。 ここで、家に電話をして、 月曜朝に私の職場に電話してくれるように頼みました。 なぜなら、今の私はネットワーク unreachable。 しかも日本が月曜朝の時間は私は機上の人となるはずで、 電話での連絡が取りようにありません。 うーむ。

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1 階にある "Grill" (ストレートな名前) で、 あまり期待せずにランチを食べることにしました。 とりあえず、Crazy Crab Pasta というのが気になったので、それを注文しました。 バルサミコ酢がテーブルに置いてあったので、 それを使ってパンを食べます。

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さて、出てきたのがこれ。 これが実は、今回の旅行でもっとも私の評価の高かった食事になりました。 うーん、なんというか、真似したくなりました (^^;。 パスタはアルデンテにゆでたファルファッレ。 味付けは、バルサミコ酢と刻みガーリックとオリーブオイルをベースにしたもの。 上にネギラーメンのように大量に乗っているのは、 カリカリに揚げたネギみたいなもの (本当は何だろう?) で、 この下に殻まで完全に柔らかくなっているカニ (ワタリガニみたいなやつ) が、 2 匹まるごと隠れています。 このカニを丸ごと、 足だけじゃなくて身とミソの部分までパスタと一緒に食べるのがまた美味しい。 キトサン効果も絶大 (^^; ? さらに、丸ごとのイタリアントマト (だっけ? あのちょっと小さな細身のトマト)と、厚切りのソーセージも入って、 これがまたソースに合っている。 素晴らしい。 ということで、大満足してしまいました (まあ、基本的にアメリカ飯なので、 量的にしつこいことは否めません。 量が半分ならもっとよかったかなぁ)。

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美味しい物を食べてしまうと、俄然元気が出てくるのが人情というもの。 ということで、 昨日寝ていないにも関わらず、 周囲の街を散歩することにしました。 こういう目的には、海岸沿いにある Marriott よりも、 ダウンタウンの中心にあるこのホテルの方が適しています。 まずはショッピングモールをお散歩しました。 ちなみにここはショピングモールの前。

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Broadway。まさに西海岸、って感じの風景がいいですね。

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遠くに見えてる二つの建物のうち右側が、 泊っている Wyndham ホテル。

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さて、Broadway を戻ってホテルの部屋に帰りました。

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この後、さすがに 5 時間くらい睡眠を取りました。 3 時半ごろから 7 時半ごろまで寝ていた計算になります。 とは言っても、8 時近くになっても、 外はまだこんな感じなんですけど。 夏時間おそるべし。

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しばし、CNN でも眺めながらボンヤリとします。 こうしてテレビを見てみると、 地域チャンネルなどはともかく、 実は自宅で受信できる番組がかなりあるんですね。 スカパーも偉大なり。 単に字幕が出ないだけで、 なんかいつもと大差ない番組を見ている気になります。 Discovery Channel なんて、 すでに日本で見たおぼえのある番組を再放送しているし (^^;。

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てなわけで、まだまだ眠いため、 またもや 1 階の "Grill" に夕飯を食いに出かけます。 豪華なガラス張りのエレベーターから、 吹き抜けの中央のガーデンを眺めつつ 1 階へ。

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夜もまたパスタを頼んでみました。 まずはクラムチャウダーをいただきます。 あ、実はこの時ワインも飲んでます。 このクラムチャウダーもいいですね。

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このパスタも、なかなかいい感じでした。 ああ、今日はもっとも食が充実しているなぁ。 本来は飛行機飯のはずだったのに、 どうも故障してくれてありがとう (^^;。 素晴らしい。

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とりあえず、夜景にも挑戦してみました。 Marriott の時と違いガラス越しなので、 あまりよろしくありません。 中央左の線は、着陸する飛行機です。

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というわけで、明日は 5:10 のシャトルバスで出るために、 4:30 には起きる必要があるでしょう、 ということで、おやすみなさい。


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