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二日酔いを熱いシャワーで醒まし、 会場に向かいます。 午前は、まずは General Session の "Distribution and Scalability: Problems and Solutions" というセッションを聞きに行く。 どうも、やっぱりあまり積極的な興味を持っていないせいもあってか、 今一つノれないセッションでした。
その後は、Apple Computer の Wilferdo Sanchez 氏による招待講演 "Challenges in Integrating the MacOS and BSD Environments" を聴きに行きました。 これは面白い講演でした。 特にファイルシステムの文字セットの問題や大文字小文字、 パス区切りの問題、 そして肝心のリソースフォークの UFS 上への実装に付随する問題について、 どのように処理していったかという試行錯誤が感じられ、 なかなか面白い話だったと思います。 「世界でもっともクールな外観と使用感を持つ UNIX」である MacOS X は、 何としても早く使ってみたい OS です。
プレゼンテーションが、 MacOS X 上で動いている PowerPoint で行われていたことは当然として、 観客の中にも MacOS X を椅子の上で使っている人が結構いたのには驚きました。 それとも MacOS 9 上で Aqua な外観と、 あのうねうねした画面下の謎のバーを実現するソフトの類があるのでしょうか? ないよね?
ホテルの近所の海岸は、「いかにも観光地」 といった感じの一連のみやげもの屋さんとレストラン、 ファーストフードの一群があるのですが、 ここで Cheese Bacon Burger with Abocado って感じのものを食べる。
いやぁ、アメリカン。
ちなみに、食べているのはこんな場所。 いかにも観光地ですかねぇ。
せっかくなので海岸沿いを散歩。 うーむ、いい天気だ。 本当に日に焼けそう。
うーん、絵はがきのようだ。
こんな感じのおみやげ屋さんが並んでいます。 はい、利用させていただきました。
ホテルの方に歩きます。
ちなみにこれは今泊っているホテルのプライベートマリーナらしい。
さて、今日午後一発目は General Session の "Kernel Structures"。 うーん、渋いタイトルですね。 一番面白かったのは "Signal Receiver Processing" かな?
その後は WIP (Works In Progress session) に参加。 これはできたてのテーマがいろいろ並んでいて面白かったし、 最後に、予定になかったのに突然追加された、OpenBSD 系の某氏による、 "Interesting Passwords Found In Conference Wireless Network" という凶悪な発表はすごかった。 ほとんどクラッキングに関する技術の発表なのだけれども、 あそこまでクールにやれば良し、かな? とりあえず、拍手喝采を受けていました。 ああ、平文パスワードを無線環境で打たずに本当に良かった (^^;。
さて、このあと USENIX 25 周年記念パーティが始まりました。
場所が場所だけに、メキシコ飯も当然あるわけです。 フローズンマルガリータも飲んでしまいました。 大丈夫なのか? 昨日も二日酔いだったのに? と思いつつ、今日はごはんを比較的きちんと食べているので、 まあ、何とかなるでしょう。
あいかわらず節操のない (^^; いわさきさんの「赤本」。 誰のサインが並んでいるかなんて、 いろんな意味で恐くて Web ではとても書けません。 想像してください…。
で、いいかげんお腹が一杯になったのでデザートのアイスをもらいにいくと、 なんと遠慮なく 4 玉も盛られてしまいました。 うーんやっぱりアメリカン。 たまらないっす。
これが今日のパーティのタイトル。
さて、8 時でパーティが終わっても、まだまだ外は明るい。 さすがは夏時間。
窓からの様子を動画でも納めておきましょう。
さて、昨日が BSD BOF ならば、 今日は Linus 氏を迎えての Linux BOF の日です。 Linus 氏だけじゃなくて、 Alan Cox 氏をはじめ、いろんな人が来ているから、 こちらもいろいろと面白いですね。
もはや誰にも紹介される必要ないけど、 一応紹介を受けている Linus 氏。 Linus 氏は始終上機嫌で、 なんと BSDi 社謹製の Daemon 君のツノを渡されたら、 さくっと頭にかぶってしまい、 BOF の間はずっとかぶったままでした (^^;。 面白い。 今度 *BSD の BOF でも誰かをペンギンにしよう (^^;。
話し出す Linus。 話の内容は、2.4 系カーネルの今後を中心とした話題だったと記憶しています。 私が伝えるよりも、 Linux 系の人が書いた方がずっと正確だと思うので、 あえて内容に詳しくは触れませんが…、 あれ? でも日本の Linux 系の人っていなかったかな?
Linux BOF も FreeBSD BOF と同様、 えらいひとを壇上に上げて Q&A を行おう、 という形式で行われました。 Alan Cox 氏はなかなか面白い個性的な感じの人で、 好感を持ちました (^^;。
無謀にも (^^; 身分を明して、Linus に、 2.4 カーネルでは ACPI に関して何ができるのか、 と質問をするいわさき氏 (^^;。 FreeBSD の ACPI プロジェクトと何らかの情報共有をしたい、 との希望も言っていました。 私の記憶が正しければ、 Linus からは、 ACPI は IA-64 アーキテクチャでは必須であるので、 AML などを含めてサポートする (まあ、当然だけど)、 開発元の Intel は ACPI に関して非常に多くの情報を公開している (これは昔から Intel のえらいところだ)。 いわさき氏の身分については、 ここは宗教戦争やる場所じゃないし、 みたいなコメントが返ってきていました (^^; (私のつたない英語力と記憶力に、 さらにパーティでの酒づくしフィルターがかかっているので、 間違っているやもしれません)。
この後、 今度は BSDi が主催する宴に私は移動して、 結局この日も午前 0:40 頃まで飲んでいました。 本当は会場は 23:00 までしか取っていないように書いてあったんだけどねぇ。 ちなみに、 泥酔してつぶれた挙げ句に BSDi 社に入社するとサインしたとか、 そういうことはありません (^^; (このネタわかる人はもうだいぶ少なかろう)。 でも日本人の社員も募集しているみたいだから、 どなたか応募してみては? (多分、BSDi 社側も、 日本語関係の高品質なサービスが提供できるかどうかと言うのが、 結構重要な問題なのだと思う)
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