2000/06/23 san-diego

さて、ついに今日で

USENIX 2000 Annual Technical Conference の最終日です。あれ、今日は会場外の広場に朝のマフィンとかが出ているぞ。うーん、21 日のひもじかった日に、こういうサービスが欲しかったぞぉ (^^;。

今日はずっと

FREENIX Track に出席です。 FREENIX Track のセッションの内容は、 "Security", "Cool Stuff", "Short Topic" でした。朝一の Security のセッションは、 IKE に関する発表, IPSec を用いたリモートブリッジに関する発表など、ほとんど

OpenBSD 勢の独壇場でした (最後の "Safety Checking of Kernel Extensions" は違ったけど、私はあの論文の手法の有用性を疑っています (^^;)。

次の Cool Stuff セッションですが、ここでは FREENIX Best Paper を受賞した、 "An Operating System in java for the Lego Mindstorms RCX Microcomputer" という発表がありました。うーむ、そもそもこういうことをやろうと思う時点ですごい (^^;。

この後は、

BSDi の

Linux エミュレーションである LAP に関する発表と、長さんの

WIDE バックボーンのトラフィックリポジトリに関する発表がありました。長さんの発表が終わったので、とりあえず昼休みは Hyatt の前の海岸沿いレストランで小打ち上げ。コロナを一杯。

いつも、朝は曇っていて、昼少し前に晴れてくるのですが、この日は昼になってもまだ曇ってますね。

とか言っている間に日が差してきました。ここでオーダーしたのはメカジキのサンドイッチ、どんなものが来るかと思ったら、やっぱりこんなものすごいやつが来た (^^;。まあ、トマトの大きさと比べてくれい、といった感じでしょうか。

重ねましょう。をを、口にはいるかどうか危うい厚さ。さすがやっぱり、アメリカ飯。

午後の Short Topic セッションでは、いとぢゅん先生の "Mbuf issues in 4.4BSD IPv6 Support -- Experiences from the KAME IPv6/IPsec Implementation" という発表が行われました。これがこのセッションでは一番面白かったなぁ。相変わらずそつない発表をこなすいとぢゅん先生です。すばらしい。

Closing Session では、 Beatnik 社の Thomas Dolby Robertson 氏による、 "New Horizons for Music on the Internet" という発表がありました。最初、この人選には首をかしげたのですが、やはり質疑応答の時間になると、白熱した (大げさ) 応答が行われました。結局、確かに製品はクールなのですが、ビジネスのやり方としては旧来のソフトウェアビジネスとそれほど変わったものではなく、プロトコルなどを隠すことで、商売を成り立たせているわけです。やはり GNU や Linux 関係の人からさまざまな質問と小さなブーイングを受けていました。しかし、この会社が色々な意味で試行錯誤を繰り返していることは間違いなく、その点では旧来の権利の確保だけに躍起になっている、その他多くの音楽業界よりはずっとずっとマシなわけです。確かに商売のやり方は旧来のソフトウェアビジネスとあまり変わらないわけですが、旧来の音楽ビジネスとは明らかに異なった方針を持っているようにみえるからです。 Free software 界にいる人がこういう人を刺激して、新しい音楽ビジネスのありかたを考えていく、あるいは考えさせていくということは、実は結構良いことなのではないかと、最後の方では思いました。大団円 (^^;。

この日の夕食。海老、ムール貝等のフェットチーネ。今日の店は美味しかったです。名前忘れたけど (^^;。はい。

うーん、名残惜しいぜ、いいとこだったな、サンディエゴ。ということで、

夜景にも挑戦してみました。

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2000 年 6 月 23 日 (金) サンディエゴ