もう一台線量計(SOEKS-01M)を買ってみました

タグ: 放射線

さて、先日購入した線量計DoseRae2 PRM-1200を、 放射線量可視化ページのために据え置きにしてしまったので、 もう一台別の線量計を買ってみることにしました。 今度はロシアのSOEKS 01Mです。 一頃の価格暴騰はどこに行ったのか、円高効果もあり、リーズナブルな値段で買えるようになっています。

DoseRae2などと異なり、シリアルポートが付いていないため、 外部にデータを出力したり、ファームウェアをアップグレードしたりすることができません。 一応、ファームウェアは現在最新の1.CL。 ロシア語の箱がカッコいいね。

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日本語のマニュアルもついてきます。

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本体。DoseRae2には及ばないけれども結構コンパクト。 ポケットにも入るサイズ。電源は単4で、 エネループも使えます…というかエネループがオススメらしい。

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箱から出してみました。DoseRae2は半導体によるシンチレーション検出器でしたが、 こちらはGM管を用いたガイガーカウンターです。 でかいGM管がケースの裏から覗いています。 ということはすなわち、β遮蔽はまったく行われていません。 地面に置いて「でかい値が出た!」とか騒ぐのには適当ではない機種だということですね。

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電源を入れてメインメニューを出してみました。 言語は英語とロシア語…となると英語ですよね。

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測定開始。

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カウントが入るたびにピコピコ音が鳴るのですね。 鬱陶しいので設定画面から止めてしまいました。 カラー液晶は見やすく、綺麗です。

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Quicktimeによる高画質表示(1.4MB)

DoseRae2よりは敏感に変化に追従する感じ。 その分、値は多少揺れ動きます。DoseRae2は0.07〜0.09μSv/hと表示されましたが、 この機種だと0.09〜0.12μSv/h程度に表示されるみたい。

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これは、CPMからμSv/hに変換する時に、 DoseRae2がCs137で校正しているのに対して、 こちらがCo60で校正されているためで、 Csに換算するには係数0.77を掛ければいいらしい。 そうすると、ほぼ0.07〜0.09と、同じ値になります。 なるほど。

まあ、カラー液晶点灯させる分、 結構電池は食いますね。 それでも10時間くらいは使えるみたいですが、 DoseRae2のように一週間付けっぱなしとかは無理です。 その意味でもエネループは必須でしょう。