島の北側をのんびり歩きながら廃墟を眺めます。

このあたりは、炭鉱作業を終えた後の汚れを落とす風呂などがあった場所らしいです。

山の上には貯水タンクなどがあったようで、パイプが今でも残っています。 これだけの人口密集地を支えるには、 外部から水道を引く必要があったようで、 なんと日本初の海底水道が引かれていたそうです。 結構「日本初」が多いこの軍艦島。

ちなみに、海岸沿いにはこの水道を通していた穴があります。

では、ここから島の北側を歩いて、東側の方に回りましょう。 やはりレンズの汚れに気がつかなかったのが悔やまれる…。

壁を越えると島の東側が見えてきます。

こちら側は比較的建物が沢山残っていますね。

軍艦島は日本初の高層アパートが築かれた場所(大正5年)だそうです。 小さな島に大量の人口を抱えるためには必要な技術だったのでしょう。 建物の上に細く出っ張る棒状のものがあるのですが、 これは更に上に増築するために鉄骨が上に出た状態で建築されたのだそうです。

建物の間に渡り廊下などもめぐらされ、 不思議な都市空間と化していたらしい。 この階段も登って行くとなんか面白そうです (立ち入り禁止です)。

これらの建物は、現在進行形で崩壊の途上にあるようで、 ところどころにまだ崩れたばかりの場所があるそうです。 次に来るともう同じ建物はないかも、という場所とのこと。

こちらはプールの跡。 軍艦島近くの海は汚染で水泳には適さなかったようです。 でも、子供たちは結構平気で海に飛び込んだりしていたらしい…。

さて、引き返して桟橋方面に戻ります。

続く。

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