央金拉姆『花香飄來時』

しばらく前に一回HMVに注文したんだけど、 在庫なしで買えなかった央金拉姆『花香飄來時』ってアルバムなんだけど、 1年ほど経って2度目にチャレンジしたらなんと手に入りました。

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チベットのシンガーで、オリジナルの他、お経やチベット仏教関係の歌詞を歌っているようです。 ずいぶん前に1stアルバム『央金』をたまたま買ったとき以来気になっていました (この1stアルバムの、般若心経の真言の部分を歌った曲もすごい)。

正直なところ、1stアルバムのほうが若干良かったかなぁ、とは思うけど、 この2ndもなかなかです。アコースティックな楽器にチベットの言葉、文化が乗った、 面白いCDです。

中でも、とても静かなメロディーに不思議な経文の響きが乗っている、 「金剛薩椎」はすごいね。ちょっと調べてみると、 ちなみに「金剛薩椎」というのは、「ヴァジュラサットバ(वज्रसत्त्व )」という密教の第二祖なのだそうです(Wikipediaの項目を読んでみたけどなかなか面白い)。

この夏にはまったGjallarhornもそうだけど、 こういう神話や宗教にがっつり食い込んだアコースティックな音楽って私は基本的に好きなんだなぁ、と思う今日この頃。

さて…しかしチベットというと、この人と共産党政府ってどういう関係なんだろうね (ちなみにこのCDは台湾でリリースされている)。 いろんな意味で妥協しているところとか、まあ、いろいろなアレがあるんだろうけど、 まあ、あの国では責める気にはならんわ…。

それはともかく、夕食は適当な具材で中華丼(他意はない。 っていうか中華丼って日本オリジナルでしょ多分)。こういうのが美味しい季節になってきましたね。

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