その後の七つ墓
最近、心配なことがあり、 前々回、前回と、 沖縄に来るたびにはたしてどうなるのだ、と思って見にいっていた那覇の七つ墓、 今回は改葬期限を約半年過ぎ、どうなっているのかを見にいってきました。
七つ墓は、十貫瀬の伝説(怪談)の舞台となった場所で、 かつて島であった那覇の街と首里とを結ぶ海中道路であった、 長虹堤跡のすぐそばにあります。 ゆいレール美栄橋前のこの不思議な道が、かつての長虹堤の形がかろうじて残っている場所です。 そばには、那覇市の史跡解説の看板も建っています。
ということで、七つ墓にやってきました。
以前あった、改葬予告の看板はなくなっています。
周囲が更地になってしまっていましたが(前回から駐車場となっていた)、 ここはどうやらホテルが建設されるのだそうです。 敷地面積は1226.08平米。果たして今更地になっているこの駐車場の面積だけで、 この面積となるのでしょうか? 七つ墓まで食い込むことはないのかな?
Google Mapで見るとこんな感じ。今回更地になったのは、 アパート仲栄真、やすいビルとその隣の建物2つ。 平成ハウスの右のところからダイエー那覇店跡との間の道までが更地になっている。 縮尺で見ると、ざっと東西40m南北30mくらい…なのかな? これだと、約1200平米で、七つ墓までは食い込まずに済みそうかも。
とりあえず一安心…という感じですが、この先何が起こるのかわからないので、 銀塩写真で記録を残すことにしました。 カメラはニコンF3、フィルムはコダックGX200です。
駐車場に近い一番東側。
南側から登れるようになっている。
奥の方まで、古い墓が続いている。
現在の那覇の街の中で、かなり古い時代を残している貴重な場所だと思う。 このままひっそりと、残っていってほしい。
この裏手にあるガーブ川界隈も、かなり昔の不思議な街が残っているのだが、 これもまた再開発でどうなるかわからないなぁ。
公設市場横、沖映通りを暗渠で抜けてきたガーブ川は、この久茂地川に流れ込む前の300m弱、 地面に顔を出します。
そういえば、公設市場あたりの再開発計画、結局どうなったんだろう?