喜屋武岬付近で撮ったKodak HIEによる赤外写真

ちょっと番外編。 実は半年前に期限切れになっていた、コダックのモノクロ赤外線フィルムHIE (正式名称「ハイスピードインフラレッド(High-Speed Infrared)」、 既に2007年夏に生産中止になっていて、もはや入手できない) がまだ少々残っていたので、今回のこの喜屋武岬付近で、 一本撮ってみました。

このフィルム独特の、幻想的な風景がいろいろ撮れたので、 ここに載せておきます。 他にも、アルバムの方にいろいろ載せていますので、そちらもご覧下さい。

構図をしっかり決めたかったので、 より赤外効果の高いIR系のフィルタではなく、 ファインダーがかろうじて可視光ギリギリで覗けるR64を使いました。

カメラ: Nikon F3
レンズ: 主に Ai-S Nikkor 50mm F1.4
フィルム: Kodak HIE(2008/09期限切れ)
フィルタ: ケンコーR64

断崖絶壁の上で。

植物は赤外線を強く反射して、 ハレーション防止層がないこのフィルムの映像を輝かせます。

これがとても気に入っています。具志川城跡への樹のトンネル。

これもかなり気に入っています。喜屋武の農道。

しかし、銀塩カメラがどんどんマイナーな存在になると、 こういうさらにマイナーな存在は真っ先に消えていくんですね…。残念です。 確かにデジカメでも赤外線写真は撮れるんだけれども、 ここまで幻想的な写真はやっぱり銀塩ならではのものなんですが。