Bernauer Straßeの「壁」(1)
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ベルリンの壁が残っている場所として、 続く壁をアートのキャンバスとして利用したイーストサイドギャラリーが一番有名だろうが、 私はBernauer Straße(ベルナウアー通り)沿いの壁の方が前回のベルリン訪問で強く印象に残っていた。 今回は、イーストサイドギャラリーは時間がなければいいや、という感じで、 この通りに近いNordbahnhof(北駅)までSバーン(ただし地下)でやってきました。
Bernauer Straßeはこちら、という看板を見て階段を登ってみたんだけど…。 あれ? ここはどこ? 前回来たときはこのあたり、もっと何にもなかったと思うんだけど?
前回来たときは、道を間違えてこのあたりの空き地に迷い込んだのでした。 多分そのときの空き地にこの駅の出口はあるのだと思います。 あのときの写真はこのサイトには載せていなかったんだけど、 昔の写真をおさめたハードディスクを掘り返したらちゃんとありました。 3枚ほど。2000年8月の写真です。
よく見ると、2000年の3枚目の写真の背景に写っている建物が、 このページのの4枚目の写真に写っていたりしていますね…。 変わったなぁ。
この空き地は、かつてStettiner Bahnhofという駅があった跡だそうです。 戦争で破壊され、さらにここが東西ベルリンの境界線となったため、 地下にあったNordbahnhofも無用になってしまい、 現在に至ってもまだ広大な空き地が残されているようです。 それもまた、今後変わっていくんでしょうけれどもね。
この部分は「壁」が少し出っ張った部分で、3枚の写真とも全体的には北を向いて撮ったものなのですが、 東ベルリンが左側(西側)、西ベルリンが右側(東側)になった場所でした。 そしてこのStettiner Bahnhofは、「壁」警備用の東側の空き地となったのでした。
さて、このNordbahnhof東側の、Bernauer Straße沿いに、 壁の跡が保存されています。 そちらに歩きましょう。
ちなみにこのトラムは、例外的にかつての西側エリア(ぎりぎりですが)を走っています。 これは最近延長されてできた路線のようです。 必ずしもトラムは廃止の一方、というわけではないみたい。
「壁」が見えてきました。