Olympus Sixで撮る朝の妻籠宿
妻籠宿の朝。デジカメは宿に忘れてしまい、Olympus SixとNikon F3のみを持って、 外に出てきてしまいました。 まずはOlympus Sixによる写真。 50年以上前の蛇腹カメラですが、なんともいい味わいの写真が撮れますね。 フィルムはコダックEPN。ブローニーの6x4.5で撮っています(6x6も可能なカメラですが)。
寺下地区。朝はほとんど人がいません。
シャッターが年月の経過とともに遅めに落ちるようになっているようなので、 その辺りを勘案して露出を定める必要があります(リバーサルだと結構厳しい)。 ピントもフィート単位でしかも目測なので結構大変です。 しかし予想以上にきれいに写るので、昨年掃除して復活させた時はびっくりしました。
レンズはズイコー7.5cm、f2.8。 いわゆる「ズイコー曇り」(初期のズイコーレンズにおいて、 ガラスの素材の問題により、経年中に空気中の水分と反応して白濁を生じる現象で、 研磨以外の対策は不可能らしい)はあまり見られない、保存状態のいいレンズなのですが、 やはり汚れは内部にあり、光の加減によってはこういう感じで少し白さが出ます。 まあこれも、味ですよね。
試しに、フィルムをフジのfortia SPなんてやんちゃなフィルムに交換して撮ってみました。
これはこれで極彩色と古いレンズとのミスマッチが面白いかも。