(CD, 2007-09-19)
矢野絢子が再びメジャーレーベルに戻ってきました。4thアルバムは「あいのうた」です。3rdアルバム「星ヲ抱ク者」は一般流通に載っていませんが、ネット直販で手に入ります。
(CD, 2005-10-12)
矢野絢子 2nd フルアルバム。インストゥルメンタル 3 曲を含む 14 曲。 「歌小屋の2階」でのピアノ・ボーカル・ヴァイオリンによる一発撮り(?)の多い、 まるでライブアルバムのようなアナログ感漂う 1 枚。 名曲「吉野桜」もいいけれども、 まるで自叙伝のような「二つのプレゼント」には、 なぜか同じ高知出身の西原理恵子「ぼくんち」を思い出して泣いた。
さて、矢野絢子・東京ライブ2aysの始まりです。今日は倉橋ヨエコさんとの対バン。「AOYAMA月見ル君想フ」恒例のピアノナイト第2夜です。
しかし、実は私が数日前にチャドクガに刺されてカイカイ星人状態だわ、ちとそれに関係あるか分からないけど熱が出てだるいわでかなり体調的に辛いところに、月見ル君想フがスタンディング満員でスモーカーも多く、空気が悪い…(かなり酸欠気味)。ということで耐えきれず、矢野さんだけで帰ってきてしまいました。
あー、ヨエコさんも聴きたかったんだけどなぁ…。
それはともかく矢野さんのライブ、いいライブでした。
まず最初に、月見ル君想フのステージ背景にあるまん丸い「月」をスクリーンにして、月見ル君想フのパンフレットのイラストなどを描いているキン・シオタニさんの「キンシオ・ペインティングシアター」。プロジェクターで投影される書画カメラで今日のイベントの出演者の名前やいろんな文字を書きながら、その場でその文字が成長しながらアートになっていく面白いパフォーマンス。
ということで矢野さん登場。今日はグランドピアノに1人です。
矢野さんがピアノの前に座って、ピアノに触れ、声を出した途端に、周囲の空気が変わった感じになります。
一曲目は不思議な曲「みゅみゅみゅ」。かなり高音部で歌う矢野さんにしては珍しい曲で始まりました。今日は「夢くきくき」期間ということもあってか、ストーリー仕立ての曲が多いかな? 「青い煙」とその次のタイトル分からない曲、とてもカッコ良かった。
この「青い煙」が収録される次のアルバム、「あいのうた」というタイトルだそうです。久々のメジャー復帰、いろんな「あいのうた」を集めたアルバムとのこと。「でも今日はあいのうたはあと最後の方に一曲しかありません、あとはヨエコさんにおまかせします(笑)」。
なんかちとイマイチみたいなことを自分で言っていたみたいだけど、「闇の現」のピアノとか、やっぱりぐいぐい引き込まれましたよ。そして、「夏で大好きなのは夕立と台風です」ということで、「夕立」。
「黒い翼」…なんか最近カラスに頭を襲撃された私としては(笑)、ちと複雑ですがとてもいい曲でした。なんとかもう一度聴きたい!「夕闇」はいつもとかなり変わったアレンジ。このアレンジもなかなかいいかも。
そして「ユアソング」、あんたのうた。そしてまた矢野さんには珍しい感じの曲、そして後半唯一の「あいのうた」である「笑顔」でした…「君が好きさ、これは本当」。いい曲だったなぁ。
そしてラストはなんと加藤登紀子のカバー「あなたの行く朝」。「昔から家で良く聴いていたんですよ」。間の朗読部も入れて、素敵なカバーでした。
「生まれた街を愛し、育った家を愛し
ちっぽけな酒場やほこりにまみれた部屋を愛し
兄弟たちを愛したあなたを
私は知っている」
私がこの体調イマイチの中でも、やっぱりぐいぐいと引き込まれる、力強いライブでした。今日はニューアルバムの曲は少なかったのですが、とても楽しみです。
そういえばお客さんとして、東京ツアー中のピッピ隊長が来てました。物販にいた史香さんや小杉さんと、休憩時間に盛り上がっていました(笑)。 残念ながらここで家に帰り、速攻でそのまま爆睡…明日のワンマンに備えて…。