2007 年 4 月 29 日 (日・昭和の日) 那覇

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比嘉 朝進『沖縄拝所巡り300』

(単行本, 2005-07)

沖縄に点在する御嶽などの拝所が、地図付きで300カ所、解説されている。 沖縄の宗教的側面に触れるには、よいガイドブックだと思う。


さて、今度こそ一昨日たどり着けなかった末吉宮に行ってみようと思います。 実は昨日本屋で買ってきたのがこの本「沖縄 拝所巡り 300」。 なんと実践的。勿論末吉宮をはじめとする琉球八社も載っています。

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ゆいレールで市立病院前駅へ。駅の案内板にも末吉宮跡の記述があります。

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はて、どこかしら…、……ん?あれかな?

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山の上に…。

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おそらくここでしょう!

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道を適当に歩き、末吉公園に入ります。

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末吉公園の中を山の方に進み、安謝川にかかる橋を渡ります。

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川を過ぎるとすぐに道は石段の上り道になります。石段の脇には様々な碑が立っています。

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石段を登ったところで右に曲がります。この石畳の道が末吉宮の参道です。

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参道の左側、しばらく入ったところにもう一つ拝所のような場所があります。 おそらく、末吉宮の神宮寺である遍照寺の跡だと思います。

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ここで風が吹いてきました。 風が吹くだけで、何か神秘的な感じのする場所です。 遍照寺跡の場所から少し歩くと、「史跡 末吉宮跡」と書かれた碑があります。 ここが参道から、 末吉宮に至る道「末吉宮磴道」(すえよしぐうとうどう)と呼ばれる道へと分かれる場所です。

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末吉宮磴道。ここを進みます。

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末吉宮磴道について解説している碑があります。

末吉宮は、かっての琉球八社の一つで、俗に「社壇」と呼ばれている。尚泰久 王代の1456年頃、天界寺住持鶴翁和尚が熊野三社権現を勧請して奉祀したのに はじまるという。本殿は三間社流造り本瓦葺きで、前面に向拝を付している。 磴道は、参道を登りつめたところから祭場までの8段、祭場から拝殿跡までの 21段および拝殿跡から本殿までの7段の一連の石造階段部分をいう。本殿と祭場 はそれぞれ別の岩盤の上にあり、両間は切石積みの石造単拱橋(アーチ橋)で 継いでいる。なお、磴道は昭和46年に修理され、本殿は昭和47年に復元された。

末吉宮の下方には、末吉宮の神宮寺で俗に「末吉の寺」と呼ばれる遍照寺(も の万寿寺)の跡がある。この寺は山号を大慶山といい、真言宗に属し、沖縄に おける神仏混淆の信仰形態を知るうえで重要な資料である。また、社殿の周囲 の崖下には点々と拝所が設けられ、信仰の対象となっている。

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さらに末吉宮磴道を進みます。不思議な道です。

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『琉球八社:末吉宮(2)・末吉宮と太平山』に続く。


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