2007 年 4 月 29 日 (日・昭和の日) 那覇

末吉宮に到着しました。末吉宮の解説の碑があります。

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末吉宮は「末吉社壇」の名で沖縄県民に親しまれたお宮で、室町時代中期に建 立されたものです。波上、沖、安里八幡、識名、普天間、金武、天久と共に琉 球八社の一つにあげられている近くの万寿寺(現遍照寺)の鎮守として熊野権現 を祀ってあります。

本殿は沖縄の地方色をよく表している三間社流造本殿として昭和11年に国宝に 指定されましたが、第二次大戦で砲撃を受け、建物の礎石と柱二本と虹梁(頭 貫)を残したのみで飛散しました。現在の建物はこれら残った礎石と資材を基に 昭和47年に復元修理をしたものです。

なお、この地域で許可を得ることなく現状を変更し、又は保存に影響を及ぼす 行為をすることは、法律によって禁じられています。

こちらが社殿です。

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振り向くと、社務所?みたいな建物が見えます。

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階段をのぼってみます。

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不思議な社殿ですね…。この石段を登るのは禁止だそうです。

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この右側にも降りる階段があるのですが…。

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階段を降りかけてまわりを見回し…ショックでした。写真はありません。 階段を降りた場所は、先ほどの写真にある「石門」のようなトンネルを抜けた場所でもあります。

ここには、素晴らしい「聖なる空間」がそこに広がっていました。 以前、琉球王国最大の聖地である斎場御嶽に行ったときも、 その空気感に圧倒されましたが、それと同じくらい衝撃を受けました。 まさか那覇市のこんな場所に、 これほど神聖な御嶽が残っているとは思いませんでした。 岩、ガジュマルの樹、土、生き物、空気が、芸術的ともいえる聖なる空間を形作っています。 さらに奥に続く階段もまだありましたが、 これ以上入ってはいけない空気があったので、ここで戻りました。

ちなみに、この階段からは景色がよく見えます。

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首里方面。

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首里城がはっきり見えます。

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末吉宮、素晴らしい場所でした。 ここを読んで参拝される方は、くれぐれも無礼のない様にお願いします。

さて、末吉宮磴道を戻ります。下り坂の方が滑りやすそうで大変です。

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参道まで戻りました。ここで地図があったので見てみます。 この地図を見ると、実は一昨日末吉宮を目指して儀保方面から歩いた道は、 実は間違っていない様な気がします。

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ということで、来たときと別に、参道を東に進んでみましょう。 参道から見る末吉宮。

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東に歩きます。

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多分、一昨日歩いたのは、 このあたりまでだと思います。 ただ、あの時は時間が遅く、天気も曇りだったため、 かなり妙な感じがしたのですが、今日は平気です。 多分、夜はかなり恐い場所なのではないかと思います。

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鬱蒼とした森に点在する墓地の横を通りながら進みます。

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儀保交差点から続く道に出ました。 聖なる場所から、日常の風景に帰ってきました。

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やはり、一昨日直感でここでは、と思ったこの道は、末吉宮の参道で間違いなかったのですね。

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安謝川をもう一度渡ります。

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儀保交差点の横に、ゆいレール儀保駅があります。

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プラットホームから首里城を望みます。

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こちらは那覇の街とその先の海。

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『りょう次で夕食』に続く。


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