2005 年 7 月 4 日 (月) 那覇

さて、先ほど通った旧首里街道を逆に下って、那覇まで戻ります。

[image]

安里の交差点を越え、国際通りにやってきました。

[image]

新しいスポット「てんぶす那覇」。前に来たときよりも店舗が詰まったかな?

[image] [image]

県庁前辺りから途中で 58 号方面へ。

[image]

この辺りは、前回来たときに探索した、 葛飾北斎が『琉球八景』の『泉崎夜月』で描いた旧泉崎橋があった場所ですね。 前回はちょっと場所を微妙に勘違いしていて正確な場所を撮り損ねたので、 今回はちゃんと撮ってみましょう。

琉球八景『泉崎夜月』

前回の地図上での調査結果だとこんな感じだったから…。

旧泉崎橋の場所

たぶん、この辺りですね。

[image] [image]

せっかくなので比較してみましょうか…。 下の久茂地川の流れが当時と現在で変わっており、 現在ではこちら向きにカーブしているのですが、 ほぼ写真の中央の位置に旧泉崎橋があったものと思われます。

比較図

旧泉崎橋は孔子廟の前にあったのですが、 現在の孔子廟はずっと現在の海岸に近い場所にあります。

[image]

その左隣にあるのが波上宮(なみのうえぐう)です。

[image]

波上宮は同じく北斎『琉球八景』の『筍崖夕照』に描かれている場所です。

筍崖夕照

しかし現在は、波上宮の左右の海は埋め立てられてしまい、 自動車教習所などになってしまっているため、 当時の雰囲気を写真から想像するのはかなり難しくなってしまっています。 ちょっと残念。

[image]

かつての朝貢貿易の拠点の一つ、御物城(おものぐすく)。 かつて島だった御物城は現在は那覇と地続きになってしまっており、 なおかつ米軍の那覇軍港の施設の一部となってしまっています。

[image]

ふと、御物城の向うに何か凄い船が見えていますね。

[image]

ググッてみると、 この異形の船の名は USAV Spearhead (TSV-1X)。米陸軍の高速輸送船です。 この豪華客船のような巨艦がなんと 40 ノット (約 80km/h) で航行するらしい。 凄すぎる…。 色々な意味で、昔も今も、この島は極東の要の位置であり続けているのです。

TSV-1X

さて、国場川を少し上流側に移動して、 久々にマングローブの群落も見に行きましょうか。

[image] [image] [image]

とよみ大橋。 ここが絶好のマングローブ群生地見学ポイントです。

[image]

ふう、久しぶり。 那覇の中心部に程近い場所にこんなところがあるんだもんな〜。

[image] [image] [image] [image]

しかしこの Pacific-18、今回の旅行もお疲れ様でした! よく走ったなぁ。

[image]

鷺もいますね。目の前で飛び立ったのでちょっと連続写真。

[image] [image] [image] [image] [image]

さて、それではそろそろ自転車は空港で手荷物として預けて、 飛行機の出発まで那覇の街の散歩をしようかな、ということにしましょう。

[image] [image]

さて、空港に到着。

[image] [image] [image]

本日の走行距離、40.7km でした。 かなり観光気味にのんびりと走ったからね〜。

[image]

Pacific-18 には、本当にお疲れ様! それでは手荷物に預けましょう。

[image]


『那覇の散歩 & 夕食』に続く。


このサイトへのリンクには何ら許可は必要ありません。 ただし、無断で写真をダウンロードして他の場所に掲載したり、 画像加工の素材として利用するなど、再配布に当たる行為はしないようにしてください。 また、このサイトへのリンクであることを明示すること無しに <img src="..."> などで他のページの内部に画像ファイルを取り込むことも、 ご遠慮下さい。