2004 年 12 月 12 日 (日) 表参道

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矢野絢子『ナイルの一滴』

(CD, 2004-10-13)

地方で活発に活動していた天才ミュージシャンが、 多くの持ち歌から考え抜いて選曲して、 捨て曲ゼロの密度がみっしりと濃いファーストアルバムを作ったように見える、 という点では、 全然ジャンルは違うけれども椎名林檎の『無罪モラトリアム』の衝撃を思い出します。
力強いボーカルに、 華麗なピアノとヴァイオリンが奏でる傑作アルバム。 2004 年の「私の偏見で選ぶ CD」ベスト 1 に文句なしに決定。


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矢野絢子『ライヴ「ナイルの一滴」 [DVD]』

(DVD, 2004-12-08)

2004年10月14日、キリスト品川教会グローリア・チャペルにおける、矢野絢子ライブ『ナイルの一滴』を収録したライブ DVD。素晴らしいライブでした。


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矢野絢子『氷の世界』

(CD, 2005-01-19)

矢野絢子、2005年初の新曲は井上陽水のカバーです。


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矢野絢子『夕闇(初回)(DVD付)』

(CD, 2004-09-08)


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矢野絢子『てろてろ』

(CD, 2004-05-26)


今日は矢野絢子の初ツアー『ナイルの一滴〜ひやいひやい〜』の東京公演が、 表参道 FAB で行われます。 ということで、いつも行きなれた FAB にやってきました。 今日は FAB がはじめての友人とやってきたのですが、 FAB の前に今まで見たことがないような数の人が待っています。

とりあえず、中はスタンディングだったので、 番号がそれほど最高でもなかったのですが、 とりあえず前から 4 番目ほどの真ん中辺りに陣取りました。 あとから人がどんどん入ってくる。 最終的に 400 人くらい入っていたのではないでしょうか?

私が最近 FAB にやってくるライブの場合は、 たいてい開演時間に多くても 30 人くらいしか入っていない (少ないときだと 10 人くらいの) 場合がほとんどなので、 こんな混んでいる FAB ははじめて見ました。

しかも舞台にはグランドピアノ。 この地下深くまでどうやって搬入したんだか…。 実は昨日、今日、明日と FAB はグランドピアノの 3 日間ということで、 このピアノを使っていろいろやっているらしい。 まあ、1 日で持ち出してしまったらもったいないだろうからね…。

ということで、異様に混んだ FAB でライブは始まりました。 1 曲目は…井上陽水のカバー『氷の世界』ですね。 来月シングルで発売です。 やっと、目の前でグランドピアノで弾いているところを見られて感激です (品川はグランドピアノだけど遠かったし、 新宿は目の前だったけれどもエレピでしかも周囲がうるさかった)。

2 曲目は『闇の現』…やはりこういう曲の方が私は好きだなぁ…。 あらためて『ゼンマイ仕掛け』を聴くと、 この曲はライブでの即興的アレンジがとてもいいよねー。 てな感じでガンガン進んでいきました。 今回はヴァイオリンの史香さんは来ていない、完全なピンのライブです。

MC ではリリースされたばかりの品川ライブの DVD『ライヴ「ナイルの一滴」』の話もいろいろ出ていました。 私は数日前に購入して、見てから来てました。 何曲が入っていてほしかった曲が削られていて残念な部分もあったのですが (特に曲名の分からない 1 曲目と「ナイルの一滴」は入れてほしかった…)、 それにも関わらずとてもよい DVD なので、 現在うちではヘビロ中です (まあ、ライブの良さというものは、 なかなか DVD では再現しきれないということも、 合わせて感じさせてくれますが)。

そして今度はちゃんとやっていました『ニーナ』です。 12 分を越える美しい物語をグランドピアノでしっとりと聴かせていただきました。 ……やっぱりこれはいい曲だねぇ。 隣にいた女の子はハンカチだしてうるうるしてました。 そうだよね、私もこの曲を何の予備知識もなしに聴いて、 ラスト近くでその光景が頭の中に浮かんで来た時には、 何とも涙腺が緩くなった曲でしたから。

と、次の曲…と思ったらブルースハープ (ハモニカね) を見ながら一言「ない…」ということで、 舞台の袖に入ってしまいました。 どうも、必要なコードのブルースハープを忘れてきてしまったらしい (よく知らないのですが、ブルースハープはコード別に何本か組で使うようです)。 テーブルの上にはすでに 4 本あったようですが、 その他のやつが必要だったと思われます。

で、忘れものを持って戻ってきたら、 口の横に何かついてて、 ピアノを演奏しながらも、 客席に「あれ? もしかしてなんかついてる?」みたいにアイコンタクトをとりつつ、 舌をペロリとして取っていたのにはちょっと面白かった。 特に『ニーナ』の後だっただけにギャップが… (笑)。

これ、各地の会場で「ケーキネタ」としていろんなパターンでやっていたらしい。 まあ、もうすぐ誕生日だしね! (2004/12/28 追記)

MC によれば、今月はなんと 14 本もライブだとか。 でもたぶんかなりの部分が現在でも活動の中心地である、 地元の高知なのでしょう。 25日が誕生日なので、25日0時からはバースデイライブ@「歌小屋の 2 階」、 だそうです。

ラストはインストルメンタルで『ナイルの一滴』。しみじみ。 アンコールでは未音源化のクリスマスソングと、『てろてろ』でした。 素晴らしい。 来年のさらなる活躍を楽しみにしております。

ということで、またこの人のライブには行くぜ! 皆様も機会がありましたらぜひ (笑)。

意外とスタートが早かったので、終わったのも19時過ぎ。 表参道を散歩して適当なお店で夕飯にしました。 店名を忘れたけれども、ジュースが中心っぽいお店。 えらくこじゃれたお店でしたが、 その割にはエコノミーそうだったので、入ってみました。

まずはサラダ。

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Dimage G400 での 13,000 枚目はちょっとピンぼけ。

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私はアボカドジュース。友人の方はミックスジュース。

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で、メインは最近流行りのおされなドンブリ系。 私はカルパッチョ丼で、友人の方はネバネバ丼 (正式な名前はもっとおしゃれだったような気がする)。

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さらにチーズケーキ + アイスクリームのスイーツで、合計 1,500 円。 場所にしてはなかなかお手頃。意外にお腹一杯。

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