さて、ということで比謝川に行ってみましょう。 嘉手納の道の駅の右にあるこの道をまっすぐ進みます。
結構アップダウンの激しい道を通った後、 比謝川にかかる橋に着きました。
まあ、これだけ見るからには何てことない川なんですけどね。 再び嘉手納基地の横に戻り、ロータリーに向かって走りましょう。 延々と壁とその前の黙認耕作地が続きます。
嘉手納ロータリーに着きました。 ここで読谷側に向かいます (右折)。
するとすぐに、坂の下に名所「比謝矼」(比謝橋) があります。
今ではなんてことない鉄骨の橋なのですが、 かつては琉球の美しい石橋の代表格の一つだった橋です。 米軍上陸後に石橋の横に新しい鉄骨の橋が架けられ、 現在では石橋の方は撤去されてしまいました。残念です。 「矼」の字は、橋の中でも石橋を指す漢字のようなので、 現在のこの橋は「比謝橋」の方が的確な表記なのかも知れません。 まあ、歴史を尊重して「比謝矼」と表記します。
比謝矼から河口側を見た風景です。 後ろの国道 58 号を車がたくさん通っていますが、 それでも鳥が鳴いたりする声もたくさん聞こえる美しい河口近くの風景です。
かつての比謝矼の姿はこんな感じの橋です (『写真集 沖縄』那覇出版社より)。 おそらく、河口側から見た風景ですね。 橋と言うよりは水門の付いた石造りの堤という方が的確かも知れません。
比謝矼から上流側を見るとこんな感じ。上の古い写真の地形に似ているかな?
実際はこの河口は現在でも 1 つの橋ではなく、2 つの橋で構成されています。 まだ昔の石橋の遺構がどこかにあるかも知れません。 さて、この橋を越えると嘉手納から読谷に入ります。