2004 年 10 月 11 日 (月) 自宅

こちらの続き。

てなわけで、Libretto SS1000 で使うため、この HDD に FreeBSD 4.10-RELEASE をインストールしましょう。 ただし先述の通り、本体に繋がる FDD はすでになく、 CD-ROM ブートの機能も持っていません。 では、常用の FreeBSD 4.10 マシンにこの HDD を PC カード経由で接続し、 直接 FreeBSD システムをインストールしましょう。

2.5 インチ HDD 用 PC カードアダプタに、 今回の 1.8 インチディスクを入れます。ピン互換って素敵。

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バスパワーの PC カード ATA に接続し、 普段使っている ThinkPad に挿します。見事に認識。

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ad8 として認識されたので、MAKEDEV しましょう。

# cd /dev/
# sh MAKEDEV ad8s1a

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で、sysinstall(8) を使って FDISK + disklabel しましょう。 bootblock は standard にします。 ここでは a8s1a (/), ad8s1b (swap), ad8s1d (/tmp), ad8s1e (/var), ad8s1d (/usr) を作りましたので、これらを newfs(8) します。 ルートパーティション以外は softupdates を設定しましょう (-U)。

# newfs /dev/ad8s1a
# newfs -U /dev/ad8s1d
# newfs -U /dev/ad8s1e
# newfs -U /dev/ad8s1f

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で、こいつらを /mnt にマウントします。

# mount /dev/ad8s1a /mnt
# mkdir /mnt/tmp
# chmod 1777 /mnt/tmp
# mkdir /mnt/usr
# mkdir /mnt/var
# mount /dev/ad8s1d /mnt/tmp
# mount /dev/ad8s1e /mnt/var
# mount /dev/ad8s1f /mnt/usr

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で、ThinkPad から直接ここに installworld + installkernel してしまいましょう。

# cd /usr/src
# make buildworld
# make buildkernel
# make installkernel DESTDIR=/mnt
# make installworld DESTDIR=/mnt
# cd etc
# make distribution DESTDIR=/mnt
# mkdir /mnt/usr/src
# cd /mnt/usr/src
# (cd /usr/src ; tar cf - .) | tar xvfp -
# mkdir /mnt/usr/ports
# cd /mnt/usr/ports
# (cd /usr/ports ; tar cf - .) | tar xvfp -
# cd /mnt/dev
# sh MAKEDEV all
# sh MAKEDEV ad0s1a

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で、/mnt/etc/fstab や /mnt/etc/rc.conf などを適切に設定します。

[image] [image]

で、このディスクを umount します。

# cd
# umount /mnt/tmp
# umount /mnt/var
# umount /mnt/usr
# umount /mnt

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で、PC カードを抜き、ディスクを取り出しましょう。

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Libretto SS1000 にディスクを取りつけます。 大きさの違いはテープで張り付けて固定することで何とかしましょう。

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埋め戻します。

[image] [image]

HDD をネジで固定できなくなったので、この HDD 固定用ネジが 2 本余ります。

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このキーボード用コネクタを再度止めるのがちょっとだけ面倒。

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埋め戻し完了。

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電源を入れると、安直に FreeBSD 4.10 が起動しました。素晴らしい。

[image] [image]

tzsetup などを忘れていたので、落ち穂拾い。

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/stand もコピーし忘れたので、make しましょう。……分かっちゃいるけど、遅い!

# cd /usr/src
# make obj
# cd release
# make obj
# make sysinstall
# make obj
# make all install clean

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ふう、sysinstall が利用可能になりました。

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さすがに MMX Pentium 166MHz と 32MB メモリーでは、 X.org のコンパイルはあまりに遅くてあきらめました。 おそらく、インストールしても重くて使えないでしょう。 とりあえず、ports から japanese/kon2 と japanese/less を入れて、 今日はおしまい! まあ、一応これで目標仕様には達したのでよしとしましょう。

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