さて、 秋葉原に行って何を買ってきたのか、 ということなのですが、これにはここしばらくの悩みがあります。 それは「旅行 (特に輪行) に ThinkPad を持っていくのは重いし気を遣う」ということなのです。
LAN やモデム、PHS 経由で SSH が旅先で使え、デジカメのデータを吸い上げ出来る、 というのが私が今旅行中の PC に要求している主な機能なのですが、 PDA なら…と思って、CLIE NX80+キーボードや Linux Zaurus なども考慮したのですが、 やはり SSH はイマイチでデジカメ吸い上げは無理で、しかも高い。 で、小さな PC はもっと高い…ということで手詰まり気味でした。
そこに目に止まったのが、5 年ほど放置されてきた Libretto SS1000 です。
メモリは特殊仕様なので 32MB の標準のままに MMX Pentium 166MHz という劇遅性能、 しかも 6.35mm のハードディスク 2GB より上が東芝からも打ち止め状態で、 永遠に出ないかと思われ、しかもこのディスクが故障してしまったため、 あきらめて家の片隅で眠っていました。
ところが、ここに iPod などの HDD プレーヤという思わぬ救世主が。 Hitachi から 2.5inch ピン互換の 1.8inch 7mm 厚 20GB HDD というブツが出てきたのです。
これを使えば少なくとも FreeBSD で kon2 上で OpenSSH が使えるはずですし、 しかも 20GB もあればデジカメの吸い上げも可能です。 メールなんて OpenSSH で slogin して、 mule+mew などでどこかで読めればそれで OK です。 Web なんざ w3m が使えれば十分ですし、困ったら CLIE の NetFront でも読めます。
てなわけで、買ってきましたよ Travelstar HTC424020F7AT00 (DK14FA-20)。
SS1000 本体を開きましょう。
フィルムケーブルを抜くのさえ慎重にやれば、 意外に簡単に HDD が出てきます。 キーボードのフィルムケーブルは留め金付きのコネクタなので気をつけましょう。 また、LCD などは押しこむタイプのソケットで繋がっています (このマシンの特殊仕様のメモリソケットと似た形状)。 こちらは引っ張ればすぐに抜けます。
HDD を交換しましょう。
仮止めで電源を入れると… "Insert system disk in drive." ということで、 ディスクは認識されたようです。
面倒なのはシステムのインストール。 実はこのマシンに入るタイプの PC カード FDD はもううちにないのでありました。 したがって、HDD を SS1000 本体以外に接続してシステムをインストールしなければならないのですが…。 さてどうしますかね。
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