さて、FreeBSD 5.1-RELEASE について、さらに続きます。 今度は DV (FireWire, IEEE1394) 接続回り。 5.1-RELEASE からは fwcontrol(8) に -R と -S のオプションがつき、 これによって FireWire 経由で接続した DV からのストリームをファイル記録する (要するに「録画する」)ことと、 そのファイルから DV に送りつける (要するに「再生する」) ことができます。
pandora# fwcontrol -R stream.dv NTSC 012345678901234567890123456789 ...(略)... 012345678901234567890123456789 01^C pandora# ls -l stream.dv -rw-r----- 1 root wheel 57820800 Jun 18 02:29 stream.dv pandora# fwcontrol -S stream.dv NTSC 012345678901234567890123456789 ...(略)... 012345678901234567890123456789 01 end of file 482 frames, 15.85 secs, 30.41 frames/sec
ファイルの増加量は約 30Mbps。 この DV のストリームをネットワークに流すためのユーティリティとして DVTSがあるが、 関連する ports として、ports/multimedia/dvts (DVTS そのもの) と、 ports/multimedia/xdvshow (DV ストリームの表示) があるが、 xdvshow は私の環境では動作しなかった。 DVTS のツール群に含まれる送信ツールを用いて、 LAN 上のマシンに送りつけると、UDP ポート 8000 番に数多くのパケットを送っていることは確認できた。
そこで、こちらでDirect X を用いた Windows 用の表示プログラムも提供されているので、 そちらを使ってみた。 最初、ウィルスバスター 2003 のパーソナルファイアウォールで全部 DVTS のパケットが廃棄されていて、 パーソナルファイアウォールのログを表示させようとすると、 あまりに膨大なログがたまって「応答なし」になってしまう感じでした (^^;。
その後、タスクトレイからウィルスバスターを止めてみたところが、 結局パーソナルファイアウォールは動作し続けることなどが判明。 まあ、何とか試行錯誤の末、表示成功! かなりスムーズに動いています。画質もなかなか。 前回函館に行ったときのビデオを流してみました。
スイッチングハブの該当ポートは点滅しっ放し。 しかし、2000 円のスイッチングハブでも一応きちんと通りました。 やはり帯域は 30Mbps ですね。