2003 年 6 月 19 日 (木) 自宅

さて、FreeBSD 5.1-RELEASE について、さらに続きます。 今度は DV (FireWire, IEEE1394) 接続回り。 5.1-RELEASE からは fwcontrol(8) に -R と -S のオプションがつき、 これによって FireWire 経由で接続した DV からのストリームをファイル記録する (要するに「録画する」)ことと、 そのファイルから DV に送りつける (要するに「再生する」) ことができます。

pandora# fwcontrol -R stream.dv
NTSC
012345678901234567890123456789
...(略)...
012345678901234567890123456789
01^C
pandora# ls -l stream.dv
-rw-r-----  1 root  wheel  57820800 Jun 18 02:29 stream.dv
pandora# fwcontrol -S stream.dv
NTSC
012345678901234567890123456789
...(略)...
012345678901234567890123456789
01
end of file
482 frames, 15.85 secs, 30.41 frames/sec

[image]

ファイルの増加量は約 30Mbps。 この DV のストリームをネットワークに流すためのユーティリティとして DVTSがあるが、 関連する ports として、ports/multimedia/dvts (DVTS そのもの) と、 ports/multimedia/xdvshow (DV ストリームの表示) があるが、 xdvshow は私の環境では動作しなかった。 DVTS のツール群に含まれる送信ツールを用いて、 LAN 上のマシンに送りつけると、UDP ポート 8000 番に数多くのパケットを送っていることは確認できた。

[image] [image]

そこで、こちらでDirect X を用いた Windows 用の表示プログラムも提供されているので、 そちらを使ってみた。 最初、ウィルスバスター 2003 のパーソナルファイアウォールで全部 DVTS のパケットが廃棄されていて、 パーソナルファイアウォールのログを表示させようとすると、 あまりに膨大なログがたまって「応答なし」になってしまう感じでした (^^;。

その後、タスクトレイからウィルスバスターを止めてみたところが、 結局パーソナルファイアウォールは動作し続けることなどが判明。 まあ、何とか試行錯誤の末、表示成功! かなりスムーズに動いています。画質もなかなか。 前回函館に行ったときのビデオを流してみました。

[image] (動画 2.10Mbytes) [image] [image]

スイッチングハブの該当ポートは点滅しっ放し。 しかし、2000 円のスイッチングハブでも一応きちんと通りました。 やはり帯域は 30Mbps ですね。


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