先週の続き。 さらに Pacific-18 をいじります。
なぜオーダーしたか今では定かではない 34T のスプロケ、 まずだいたい、このディレーラーでドライブすることが可能なのだろうか、 という疑問がふつふつと。
ギアを 1 段に落として、途中まで 34T の刃に引っかけてみます。
うーむ微妙だが、いけそうといえばいけそうでもあるな。
ちょっと強引に折り畳みのギミックをいじって、 必要なチェーン長をつめた状態で 34T に入れて回してみました。 うん、辛うじて回るね。 逆にチェーン長を長く間違えるとディレーラーがリムを擦る可能性もありそう。 さすが小径車。微妙だ。
(このあたり、 なんかフォームファクタの厳しいキューブ PC の類に、 パーツを足してチューニングしているみたいで、 なんか共通の面白さがある気がする)
わかった。とりあえず優先度の高いパーツの交換をすることにする (なにより前のブレーキワイヤーの方が心配なのだ)。 フロント 60T 化は後回しにするから、その後リアの 34T を試すことにしよう。 チェーンを切るのは 1 回にしたい。 それまではリアのスプロケは昔のやつを使うことにしよう。 ということで、まずは古いホイールからスプロケをはずしましょう。
スプロケをはずすには大きなレンチと 2 つの特殊な工具が必要です。 一つはスプロケを押さえるためのチェーンのついた棒のようなやつ (約 1,000 円)。 呼び名は知らない。 それとスプロケのロックリング外しのための小さな専用工具 (これも約 1,000 円)。
これね。他には全く用途のない特殊な工具だ。 仕方ないから買ってきた。
まずはスプロケにこの小さな工具を取りつけます。
で、もう一つのやつでスプロケにチェーンを回し、 こんな感じで開く方向に力を加えると、 ガチガチ音を立ててネジが回った後、スプロケは意外に簡単にはずれてきます。
よし、ちゃんとはずれた!
同様に新しい方のスプロケも外しましょう。
取り付けは例のチェーン棒は要らないので簡単。 締める方にはギアが回らないから、 単に例の小さな工具をつけてレンチで締めれば良い。 なんだ、初めてやってみたけど、えらく簡単じゃん。
てなことで完了。30T なのでこれは余裕で使える。 元々入っていたやつだから当たり前だけど。
これが問題の前のブレーキワイヤー。 前の転倒時にかなり傷んだようだ。
うわー、あらためて見るとひどいな。被覆が剥がれまくっている。 感触も悪くなっていたし。
よし、(オーバースペックな気もするが XTR ワイヤーに) 交換完了。 ケーブル長は面倒なのでオリジナルと全く同じ長さでカットしました。 ちなみに、BD-1 のフロントブレーキのためのワイヤーは、 通常の自転車のフロント用ワイヤーでは長さが足りません。 リア用のワイヤーを使う必要があります。 うーん、ということで、フロント用がこれで 2 本も余るんだよな (^^;。
この作業、基本的にニッパーとラジオペンチの類でも可能なのですが、 やはり専用工具があると工作が楽です (これは約 3,000 円)。
BD-1 の場合は折り畳み機構と干渉しないように、 ワイヤー長が問題ないことを十分に確認する必要があります。 よし、OK。
とりあえず本日の作業、完成! いい感じ!