さて、昨日買った Gigabit Ethernet カードを使ってみましょう。 使うのは Netgear GA-620 です。 とはいっても、今私の手元には 64bit-PCI のマシンがありません。 もうすぐ i840 の PC を注文しようと思っているのですが、 現状では 440BX マシンしかないのです。 ということで、今回の目標はパフォーマンスではありません。 あくまで Gigabit Ethernet を使うことです。
今日の実検台は NLX マシンです。 実験用に、Intel PRO/100+ も挿しておきます。
この上に、GA-620 を挿します。
うーん、このはみ出た部分、もったいない…。
壮絶な背面。
さて、ここで、 FreeBSD 4.1-RELEASE の IEEE 802.1q VLAN がダメダメである、 というバグを解決しておく必要があります。 すっぴんの FreeBSD 上で IEEE 802.1q を使うと、 なんと、Ethernet の MTU が 1496 バイトになってしまうのですよ (MTU が 1500 ないと、IEEE 802.1q 経由で接続された、 スイッチ・ルータ等を含む他 OS のマシンとの相互接続性が一切確保できない)。
ということで、http://www.euitt.upm.es/~pjlobo/fbsdvlan.htmlのパッチを、 4.1-RELEASE に移植してみました。 このパッチはもともと、 Intel PRO/100+ 系の fxp ドライバしかサポートしていなかったのですが、 3.x から 4.x 系へ移行するときに、 sys/net まわりの構成が変ったため、 実は他のいくつかのドライバも無変更でサポートされるようになりました。 今回の GA-620 に対応する ti ドライバもその一つです。 実験したところ、Catalyst 6509 の Gigabit Ethernet モジュールと、 IEEE 802.1q での相互運用性を確認しました。
さて、このパッチ、-current にもほとんどそのまま当たるのですが、 いつ頃 -current にマージしようかな?