タイムゾーン: +2H 日本との時差: -7H
さて、6 月 17 日通りを 2km ほど歩き、 少々寂しいエリアに入ってきました。 ここは旧東ベルリンとの境界の近くで、 久しく利用価値の少ない土地として放置されてきた土地です。 まあ、当時は第三次世界大戦が始まるならドイツの土地からと言われており、 その中でも有力な候補の一つとして、 「西ベルリンの DDR への併合」という可能性が語られいてた時代ですから、 まあ、無理もないでしょう。
当時の様子は映画『ベルリン天使の詩』等で見ることができますが、 壁が消えた今では突然市の中心部になってしまい、 再開発の波に覆われています。 それでもこういう当時の雰囲気を残した部分はやっぱりところどころに残っています。
さらに歩くと、左に第二次大戦関係の施設だと思うものが見えてきます (どこかに 1941-1945 と書いてあったので。 独ソ開戦から終戦までの年ですよね)。
そして統一ドイツの象徴的建築物になった、 ブランデンブルグ門が見えてきます。
以前はこの門の手前に壁が建っており、 近寄ることも躊躇われたらしいこのエリアですが、 今では本来の交通の激しいエリアとなっています。
さて、ここを通って東側に抜けてみましょう。 実際には、この門の直前からすでに旧東ベルリンエリアなのですが。
この先は、東ベルリンの目抜通りであるウンテル・デル・リンデン (菩提樹の下) です。
ちょっと観光客風、やってみました。
東側から見たブランデンブルグ門。 こっちが正面ですね。
西側に戻り、 ポツダム広場を目指して歩きます。 かつての東西ベルリン検問所である、 チェックポイント・チャーリーでの看板をパロディした、 ハノーバー万博の広告が出ています ("YOU ARE LEAVING THE PRESENT NOW")。 ものすごい、「場所柄」ですね。
さらにここからポツダム広場に向かって歩きます。
空き地が多くなっています。 ここは、まさに壁と東側警戒エリアがあった場所ですね。
前方右の方に、 再開発により発展を続けるポツダム広場が見えてきます。 あたかも傷口を覆うカサブタのように、 意地のようになって再開発が進んでいるのではないでしょうか。
さらに近づくと、大量のクレーンが作業しているのがわかります。 ここがかつての放置された壁際の空き地、 いまや新しいベルリンの中心となってしまった、 ポツダム広場です。
空き地には、謎の気球が置いてあります。 どうやら、人を乗せて上空に上がる展望用のようです。