2000 年 4 月 9 日 (日) 自宅

さて、 しばらく前からこの Let's Note CF-M1V の標準のハードディスク 8GB が手狭になっていたのですが、 なかなか換装する暇がなかったので放置されていました。 このたび、FreeBSD 4.0-RELEASE も出て、 PAO なしでのラップトップサポートも大幅に改良されたため、 ここで OS を全面アップデートするついでに 12GB にしてみるかな、 ということにしたのでした。

とかいって、東芝の 12GB (IBM じゃないのは、久しぶりにちょっと冒険をしたかったため) をだいぶ前に買ってきたのですが、 なんだかんだ言って 1 ヶ月くらい寝かしてしまいました。 だって忙しかったんだもん (このマシンがないととりあえず仕事にならない)。 あと、CF-M1V の標準で入っているディスクは、 型番から東芝の 8.5mm 厚であることが分かっていたため、 9.5mm 厚しか存在しない 12GB が入るのか若干不安があったということもあります。

まあ、とにかくやってみましょう。 というわけで、俎上に載せられた CF-M1V。

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まずは定石通り、 電池をすべて抜きます。

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これが 9.5mm 厚の東芝製 12GB ディスクである、 MK1214GAP。 裏は IBM のやつのように逆転構造になっています。

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必要な工具はプラスの精密ドライバーのみ。 さていってみよう。どきどき。 まずは中央裏のネジを外します。

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これで表を出すとキーボードを持ち上げることができるようになるので、 まずは増設メモリを抜きます。

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キーボードをマザーボードに止めているフィルムケーブルを取ります。 これは、抜く方向と 90 度の方向にストッパーをはね上げる、 比較的取りやすい (そのかわり正しいやり方をしないと壊れやすい) タイプのフィルムケーブルコネクタです。 正しく外しましょう。

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再度裏返し、ヒンジの横の大きなネジを左右 2 本外します。

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さらに、増設バッテリ・CD-ROM を入れるスロットのところにある、 小さなネジを 2 本外します。

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その右の電源スイッチの裏にあるネジも 2 本外しましょう。

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再度表を出し、 キーボードをはずした穴の左側のネジをさらに一本。

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キーボードのフィルムコネクタの部分のネジを一本。

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その少し右にあるネジを一本。

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キーボード穴の右下端にあるネジを一本、それぞれはずします。

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これで、プラスチックの噛んでいる部分をはずすと、 ボディ上面が底面と離れてきます。

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これもフィルムケーブルや導線で結ばれているので、 勢い良くはずさないように注意しましょう。

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まずは、手前の 2 本の接続からはずします。 フィルムケーブルはここでも、同じタイプのコネクタで止まっています。 取り方を間違えると壊れます。気をつけましょう。

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これで、 ハードディスクの上に乗っている PC カードのスロットが剥き出しになりました。

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このスロットの乗ったドーターボードは、 ネジ 2 本と金属部品 1 つで固定されています。 まずはこの上下のネジを共に外します。

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そして、この金属のフックは力を加えると曲がるようになっているので、 左に曲げてしまいましょう。

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これで、このドーターボードははずれ、 裏にあったハードディスクが顔を出してきます。 ということで、コネクタからディスクを抜いてしまいましょう。

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左右に小さな金属板がネジ止めされています。

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これがその金属板です。

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新旧のハードディスク。 明らかに左右の厚さが違うが、 本当に入るのだろうか? (横から見ると非常に良く分かる)

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ここまで外したネジ 18 本。 分解難易度としては B クラスと言ったところか?

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さて、新しいハードディスクに金属板をつけ、 ドーターボードのソケットに差し込みます。

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で、嵌め込んでみると…、 若干無理がある気もしないではないのですが、 ぴったりと入りました。めでたい!

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ドーターボードを止めていた金属板の曲げを戻します。 これも問題なく戻すことができます。

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ドーターボードを止めていたネジも戻し、 無理のかかった形状になっていないかじっくり点検します。 特に問題はないようです。

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ということで、分解時と逆の過程をたどって、組み立て完了です。 特に問題の個所にも、無理はかかっていないようです。

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さて、先ほどまでは増設バッテリが入っていたスロットに、 OS インストールに役に立つ CD-ROM を入れましょう。

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BIOS セットアップから 12GB のディスクが認識されています。 ううむ、めでたい。

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さて、FreeBSD 4.0 をインストールしようということで、 自分で原稿書いた今月号の UNIX USER を出してきました。 うーん、この付属の CD-ROM、 よく発売 2 週間前の差し換えで間に合ったなぁ (^^;。 (3 月 22 日に 4.0-RELEASE のディストリビューションが差し換えられたときには、 マジメに冷や汗でビビリまくったぞ…) しかし、4 枚組みとはすごいよなぁ。

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インストーラは CD-ROM ブートであっけなく起動。 3.4-RELEASE の wd ドライバではパッチが必要だったこの機種の内蔵 CD-ROM ドライブも、 あっけなく ata ドライバで起動。

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当然 FDISK パーティションは FreeBSD 一つだけ。

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Disklabel は ad0s1a に 8192MB で /、SWAP に 192MB、 残りの 3129MB を ad0s1e で /0 に設定しました。

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というわけでインストール開始です。

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