最近の読書
はてさて、今年は土曜日が祝日の日が多いですねぇ…。 本当にかなり損した気分。 世間ではそういう場合も振休がある企業もあるようではありますが。
ところで、これが川崎市多摩区発行のドラえもん特別住民票! ドラえもん誕生100年前祭的な感じで、9月に区役所で配布してました。 住所は多分ドラえもんミュージアム。
てなわけで、最近読んだ本(というかシリーズ)などをつらつらと…。
その1: 米澤穂信「古典部」シリーズ。
先月高山行く時に、予習として見始めたアニメ版「氷菓」にはまってしまい、 すっかり原作まで読んでしまいました。 最近はこういう日常ミステリーって流行りなのかな? 人が死ぬどころか怪我すらしない、 謎が解けようが解けまいが特に世間には影響しない、 っていうかそもそも真相かどうかさえ別にどうでもいいってのは、 なかなか面白い視点だね。
実は高山の帰りの新幹線で最後まで読み終わったのでありました。 概ね忠実にアニメ化しているんだな、ということがわかるんだけど、 その上で微妙に原作と違う部分はあるね。「私、気になります!」
ちょっとばかりラノベっぽい方面にも抵抗が少なくなってきたということで、 今度は「ビブリア古書堂」シリーズ(三上延)も読んでみようかしらんw?
その2: 冲方丁「マルドゥック」シリーズ。
Amazonで本を買うのが普通になり、電子書籍がこれだけ迫ってきても、 やっぱり普通の本屋には普通の本屋の良さがあるんだよなぁ、 ということで、古典部シリーズ買ってきた時に、 すぐ近くに平積みになっていたのを適当に買ってきたのが「マルドゥック・スクランブル」。
最初、「マルドゥック・スクランブル」3巻を一気に読んでしまい、 そしたら止まらなくなり過去のストーリーの「マルドゥック・ベロシティ」を読み、 そして短篇集外伝の「マルドゥック・フラグメンツ」まで全部読んでしまった。
いわゆるSFっぽいものって久々に読んだけど楽しいねぇ。 はやく次作も読みたいなぁ。 しかし「マルドゥック・スクランブル」のアニメも見たけどあれはちょっと尺が短すぎだw 濃ゆい文庫本1冊を映像で1時間以内ってのはちとしんどい。 あれは小説読んでいないと何もわからんと思うが…。
その3: 上橋菜穂子「獣の奏者」シリーズ
というわけでシリーズ物をガンガン読んでいるわけです。 このシリーズは第一巻をやはり物理書店で何の気になしに手にとって買ったまま、 そのまましばらく放置…。 その後読み始めてみたら面白いのなんのって。
ジャンルとしてはファンタジーなんだろうかやっぱり? 架空の世界を舞台にした、龍のような生き物「闘蛇」とドラゴンのような生き物「王獣」と、 それを育てる人たちの物語。 子供向け小説としても成立するんだろうけど、 なかなかにハードなストーリーだからね。 ぐいぐい引きこまれて一気に読んでしまった。
ああ、あと後半で出てくる、主人公の子供のジェシ(男子)がかわいいw
それはともかく、ウエットなストーリーの中に漂う、「科学する心」が素敵だ。 主人公の女性エリンは、あらゆる意味で科学する人だ。 そういう意味でも、またこういう時代だからこそ、子供にも読んでほしい本だと思う。
NHKで子供向けアニメになったみたいだけど、そっちはまだ観てない。