やっと『STEINS;GATE』完全クリア
さて、大阪から帰る新幹線の車中で、 やっと先日からやっていたiPhone移植のゲーム『STEINS;GATE』(STEINS;GATE - 5pb.Inc. [iTunes])を完全クリアしたのですよ!
総プレイ時間は60時間16分! 1ヶ月近くかけてのんびりとクリアしたことになる。
いやー、久々にゲームでこれだけワクワクして楽しめたわ。これは面白い。 よくストーリーが練られているよなぁ。 前にも書いたけど、このゲーム原作のアニメをレンタルDVDで見始めて、 あまりの面白さに中盤でアニメのDVDを封印、 ゲームをiTunes Storeで買ってやり始めたのですよ。
ゲーム自体は3Dでもなんでもなく、 画面のほとんどは、キャラクターの絵が何十種類か使いまわしされているだけ。 そしてシナリオ構築がとても大変そうだった以外は、 技術的にも特に見るべきものがないんだけど、 何と言ってもストーリーと声、音楽、演出が素晴らしすぎて全然そんなことが気にならない。 突っ込みどころ満載の科学考証だって、一応物理学科卒だが俺は気にしないぜ。面白いから。
もともとXbox360のゲームではあるのだけれども、 ちょっとこのゲームを家のテレビでやるのはなんとなくなー、 という感じがする。 その点、iPhoneってのは丁度いい。
最初とっても違和感があった主人公やその周囲の特異なキャラ設定も、 なんとく終盤には自然に思えてくるから困る。 あと、絵柄がよくある美少女ゲーム的萌え萌え図柄でないところも、 俺にとっては敷居が低くてよかった (その点、前作にあたるCHAOS;HEADの絵柄はまだどーにも受け付けられない)。 そして終盤での伏線の回収されっぷりはもう見事としか言いようがない。 いやはやこれはとてもオススメですね(古いゲームに今更ですまん)。
ということで、以下ネタバレを含むのでスペース入れます。
このゲームは分類上はアドベンチャーなんだろうけど、 どうもギャルゲーなるものの文法に従っているようで、 でもギャルゲーなるものを全くやったことのない俺にとってはまったく未知の世界。 そもそも、ヒロイン別に分岐ルートとそれぞれのエンディングがあって、 トゥルーエンドっていうものがあるという文法も全く知らず(笑)。
あと、このゲーム固有らしいけど、 ストーリー分岐の選択が明示的な選択肢として与えられるのではなくて、 かかってきた電話やメールに対してどのような対応を取るかでストーリーが変わっていく。 で、最初はメールの返信の仕方がわからずメールはリードオンリーで進めていってしまいました。 さらに、中盤までアニメを見ていたので、 ついアニメと同じ選択肢を無意識のうちにしてしまうんだよね。
だから大抵の人が初回で無事に分岐できるらしいバイト戦士分岐を見事にスルー (バイト戦士分岐のところまではアニメで見てしまっていたからね)。 で、なんとなくこの機構に疑問を抱き始めたところで初めて変なことをやってみたフェイリスルートへの分岐で初めて脇の枝に分かれた。なるほどこうなっているのね。
で、そのまま続けていたらルカ子ルートで再び分岐。 何とも後味のアレなルカ子ルートのエンディングを見て、 再度分岐場所からプレイしていったらエンディングへ…。 イイハナシダッタナー。涙涙うるうる。 …と思ったら、まだエンディング6つ中3つしか見てないと出てるじゃないのですか! まあ、バイト戦士ルートはなんとなく想像がつくけど、 残りの2つはどこに分岐があったのよ!
とか思いながらもう一度最初からプレイ。 バイト戦士ルートのエンディングを見てさらに続けるものの…、 なんとなく不安。 とりあえず見ちゃダメと思いつつも攻略サイトを見てみると…。
「そんな最初の方に伏線的なフラグがあったなんて、 しかもそんなの普通分かるか〜っっ!」
って叫ぶような場所に助手ルートとトゥルーエンドへの鍵が…。 はい、泣く泣くロールバックしてその直前からやり直しましたよ。 助手フラグがたつと、以降同じシーンでも助手デレ演出が色々加わってて苦笑。
そんなこんなで時間を無駄にしつつも、結局約60時間でクリア。 結果最後まで取ってあったことになった助手ルートとトゥルーエンドは…素晴らしすぎる。 結局クリア順は、フェイリス→ルカ子→まゆしぃ→バイト戦士→助手→トゥルーエンド、 でしたわ。
ああ…次はドラマCD聴こうか(←バカ)。