松井冬子展「世界中の子と友達になれる」@ 横浜美術館

さて、横浜美術館にやってきました。

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目的は「松井冬子展『世界中の子と友達になれる』」。 もんちほしさんの激プッシュもあって、やってきたのでありました。

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いやー、ただただ凄かった。あまりに凄すぎて、作品にガン見対決してきた。事前にポスターやWebで作品を見ただけでは、あの空気、ライブ感はやはり感じられなかったなぁ。

内臓、骨、死が飛び交う会場を回りながら、女性の遺体が森の中で朽ちていく連作を目の前にして、同じようなモチーフを描いた歌である矢野絢子の「約束」が、死を描きながら凄まじい生命感に満ちてると思うのと同じ感覚をおぼえた。

あと、制作途中の習作、下描き、レイアウト検討試作とかの展示も凄かったな。ああやって構想を形にしていくのね。ある意味ああいう展示は邪道なのかも知れないけど、やはり制作の過程というのはとても興味深い。

今週末(18日)で終わってしまうので、なんとか間に合ってよかった(情報くれたもんちさんに感謝)。「美人過ぎる日本画家」(ある意味ひどい…)というキーワードでは計り知れない破壊力のある作品たちでした。ぜひ「生」で。

みなとみらい駅まで歩く途中、夕焼け空に雲がきれいでした。

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