これはもう一つのエヴァなのかな? まどか☆マギカ最終巻BD届いた

さて、まどか☆マギカの最終巻(第6巻)のブルーレイがAmazonからやっとこさ届いたよ。

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そもそも、 なんか今年の初めあたりからずっと、Twitterでみんな楽しそうにまどかがどーのほむほむがあーのと語っていたので、 試しに1巻をレンタルDVDで見てみたのだけれども、 すげーくだらないいわゆる萌えアニメに思えて久しく放置 (BD/DVDのみの1,2話専用エンディングがアレだったのでさらにそんな感じに)。

しかし気の迷いでさらに2巻、3巻もレンタルしてみたら…、 「何じゃこりゃーー!!!」ということでやっとヤヴァさに気が付き、 次々とAmazonで最終巻まで6巻のブルーレイを全部ポチクリしてしまったわけでありまして…、 その最後の一巻がこれなのでありました。

で、見てみたら…。やっぱり凄すぎる。

前回も書いた第4巻から第5巻への盛り上がりから、ラストに向けてさらにテンション高めて、しかもちゃんと完結してるw (まあ、当たり前なんだけど)。 いやホント、エヴァや攻殻機動隊と肩を並べて良い、十年に一度レベルの傑作だと思いますですよ。

そして、もう最後まで見たからネタバレ怖くない…ということで、 もう一度通しで最初から最後まで見た後、 我慢して聴いてなかったBDおまけのドラマCDやオーディオコメンタリーを聴き、 公式ガイドブックやら、 関連サイトやらを怒涛のようにいろいろ読んだりしてみましたですよ。ふう。

まあ、前回5巻が届いた時も書いたんだけど、 全体的なモチーフとしてはエヴァととても共通点が多いよね。 14歳の子供達が主人公であることといい、主要な概念もおおむね対応がとれてる。

魔法少女はエヴァンゲリオンだし、魔女は使徒だし、 結界はATフィールドだし、ソウルジェムはエヴァンゲリオンのパイロットだ。 ついでにラスト近くにはカバラまで出てくるし (これはエヴァへのオマージュだと思うけどね)、 さらに最後に出てくる文句は "you are not alone" だったりするし。

特に、何が魔女なんだかわからない「魔女」と、 何が使徒なんだかわからない「使徒」ってのはとても似てるよね。

まあ、その上で、エヴァと同じように次々と謎と大風呂敷を広げまくって、 なおかつたった12話できちんと完結しているところはただただ見事としか…www

まああんまりネタバレするのもアレなんで、 あとはレンタルでもいいからみんな見てくれい。 その際、1巻で判断しないように、少なくと2巻まで、 できれば3巻まで見てねということでw

ところでいろんなサイト巡りしてみると、 結構実在の場所をモデルにしたシーンが多いのね。 群馬県庁とかwww。 岩淵水門は実は昔近所に住んでいたのに気がついてなかった。 あと、意外に立川や多摩ニュータウン近辺が多いので、今度チャリで走ったついでに寄ってきてみるか…などと。

海外も何ヶ所か判明しているみたいだけど、 実は私が行ったことある場所なのに気がついていなかった場所が…。 それがドレスデンのクンストホーフパサージュ(Kunsthofpassage, 芸術の中庭)の雨樋。 どうしてこんなマイナースポットがwww。 当時撮った写真をもう一度貼ってみるけど、 まさに第5話での杏子とさやかの戦闘シーンの背景の建物の雨樋だなぁこれは。 色が青かったら気がついたかも…。

ああ、それにしてもリアルタイムで盛り上がれなかったことが悔やまれてならない…。

ところでこの英語サイトの凄まじい情報ボリュームはどうしたことか。 このThe Madoka Timelineの図なんてINCEPTION Timelineよりはるかに気合入ってんじゃね? しかもラストがエヴァだしwww

しかしまあ、何度も見ていくと色々気がつくけど、 本当に隅々までいろんな場所に仕掛けが仕込んである作品だなぁ。 こういうの昔から大好き。 押井守の「ビューティフルドリーマー」とか思い出すなぁ。 こんな番組が深夜とはいえ地上波で流れていたのは何ともびっくり。

そういえば最終回は、故・小松左京氏の傑作『果しなき流れの果に』をも思い出させられる重厚さだなぁ。 そういう意味ではとってもSFだ。 あと、ドラマCDとか聴くと、いくらでも外伝とか出せそうだね。 今後もいろいろありそう。 そして今度こそリアルタイムで…。