Time CapsuleとFileVault2の残念な関係
さて、OSX LionのFileVault2を導入することで、 Time Machineが逐次バックアップが出来るようになったということは…、 うちのTime Capsuleが生き返るかも!
というのは、 今までのレガシーFileVaultでは、 ログアウト時しかバックアップされないから差分が巨大になり、 Time Capsuleへの無線経由でのバックアップはかなりしんどいものがありました。
そのため結局ローカルUSBにバックアップする習慣ができてしまったうちの哀れなTime Capsuleも復活するのでは! ということで、Airになって外付けになってしまった有線LANを取り付けて、TimeCapsuleの設定を見てみると…。
「バックアップディスクを暗号化」のオプションがグレイアウトされている…(涙)。
どうやら、Time Capsuleのバックアップは暗号化不能の模様。トホホ。
ちなみに、レガシーFileVaultの頃はどうだったかというと、 ログアウト時にFileVaultのSparsebundleファイルをTime Machineにバックアップしていたので、 バックアップファイルも、結果として暗号化されていたのですが、 FileVault 2ではTime Capusuleの暗号化がサポートされないため、 Time Capsule上に格納されるファイルは平文ファイルになってしまいます。
もちろん、ローカルのUSBハードディスクをTime Machineのバックアップ先とすれば、 問題なくバックアップディスク自体も全体を暗号化することができるので、 特に困らないのですが…。
FileVault2がレガシーFileVaultに比べて唯一劣る点ですね。
そんなわけで、うちのTime Capsuleは、やはり完全にただの無線NASになってしまいました…(トホホ)。