『陰影礼賛 〜国立美術館コレクションによる〜』@ 国立新美術館

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もんちほしさん情報で知った『陰影礼賛』ってイベントに行ってまいりました。 会場は国立新美術館。1階のゴッホ展は大盛況だけれども、 私は2階へ。

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でもそれなりにこちらも賑わっていました。影ってテーマは漠然としていて、 それだけで展覧会ってのも微妙なテーマなんだけど、 逆に影が描かれていれば何でもありな感じで、 個々の作品に面白いものが多かったから楽しい。

初めて知った画家の作品で、おおっと思ったものがいくつかあったんだけど、 何と言っても一番私の印象に残ったのが、 甲斐庄楠音(かいのしょう ただおと)の「幻覚」かなぁ。

この絵、変だよ。何もかも。 踊っている女の顔も、姿勢も。 そして、襦袢から吹き出すようなオレンジ色の光。 この雰囲気は本物じゃないとわからないかも…。 画像ファイルからではあの禍々しさが感じられないなぁ。 さらに、その光から出来たような後ろの歪んだ影。

あと、アンリ=ジャン=ギヨーム・マルタンの『娘』って絵もなんか妙に惹かれたなぁ。 この人、面白い点描するのね。

メディアアート系で面白かったのは、クシシュトフ・ヴォディチコ『もし不審なものをみかけたら…』かな。暗い部屋に投影されるプロジェクタの画像で構成される面白い作品でした。

てなことで、楽しかった!