『矢野絢子のハンピレイレコ発ライヴ&第3回 リクエストライヴ!』@AOYAMA月見ル君思フ
はてさて、矢野絢子2daysの2日目はAOYAMA月見ル君思フ。第一ステージはバンド「ハンピレイ」のレコ発ライブ、第二ステージは恐怖のリクエストライブ第三弾。
早速ハンピレイの1stアルバム「1st.style」を開演前の物販で購入。開演前に会場でかかっていたBGMはVärttinäのアルバム"Kokko"。開演時のSEは同じくVärttinäの"Kuppe"でした。いいんだよねこのアルバム。傷が付いていたのか途中で傷つきレコード状にループしていたけど(笑)。
てなわけで、矢野絢子のバンドライブを聴くのは二度目。構成はPf+Vo, Dr, Ba, Gt, ゲストViolin(史香)だけれども、なんか今までの音楽とはかなり違った方向性にガツンと行っているのがいいね。
そして、この構成でもボーカルがバンドに一瞬たりとも負けていないところが凄い。歌詞もガンガンちゃんと耳から突き抜けてくるのはさすが矢野絢子ヴォーカル。
そういえば、ヴァイオリンの史香さんはこのバンド構成に合わせるのためか、このステージで電気ヴァイオリンを使ってましたね。史香さんが電気ヴァイオリン使うのは初めて見た。
っていうか、これが史香さん産休明けの初遠征だったのですね。5月に歌小屋で会っていたので私としてはそこまで久々でもなかったんだけど、そう言えば東京には1年ぶりなのか。
「無敵」のソロ回しもカッコええ!
ということで、1stアルバムの曲プラスアルファをライブで堪能できた第一部でした。
そう言えばアンコールで「不埒な歌」と自称していた「青いサイダー」の歌、あまりに身も蓋もない歌詞が凄かったなぁ(笑)。ああいうあっけらかんと突き抜けたエロい歌、好きです。
- 底なし僕
- LOST
- (曲名不明)
- (曲名不明)
- 日常
- 夜の隅
- 無敵
- 風とタテガミ
- 真夜中の高速道
- 青いサイダー(自信なし)
第二ステージは恐怖のリクエストライブ。入場時に、今までCDとしてリリースされた200曲以上のリストを渡されて、適当に客を指してそのリクエスト曲を矢野絢子(Pf+Vo) & 嶋崎史香(Violin)の黄金コンビで、楽譜なし歌詞アンチョコなしで演奏するという、実にチャレンジングな企画(笑)。
開演前のBGMは再び"Kokko"。
さて、開演。ヴァイオリンはいつものアコースティックに戻した史香さん。いきなり客席から「ふみかー」コールが飛ぶ(笑)。
当てる規準はなんか適当。
「今日結婚した人」(いるわけないがなww)
「今日が誕生日」
「ディジュリドゥ吹ける人」「尺八吹ける人」(どっちもいなかった)
「ヴァイオリン弾ける人」(このへんから考えるのが面倒になったらしく当てるのは史香さん任せが多くなる)
「最近彼氏彼女と別れた人」
「若い人」
「じゃんけん」(だんだん投げやりにww)
これでリクエストを受けていくんだけど、今まで2回あったリクエストよりもやっぱり予想外の曲がたくさん出てきて楽しかった。
ちょいしんどい感じだったのが、
「終焉」(ブルースハープ持ってきていないので、そこを史香ヴァイオリンでなんとかカバー、史香さんGJ)
「ヒトミノコエ」(田部和香さんの曲なんでなかなか歌詞が出てこなかった)
「九月の高原」(大切な曲なので逆にあまりに歌ってなかったので思い出すのが大変)
「ロクゴ」(最終盤でいきなりすごく体力を使う曲だったので「殺す気かー」とMC)
「雨のレストラン」(これも最近全然やってなかったのでリクエストされた途端「くらっ」)
あたりかな。
それでも全部やりきっちゃったところが、この二人すごすぎる。構成とかムチャクチャだけど、みんなひたすら長い「ニーナ」とか定番の「てろてろ」とかをリクエストしないところが空気読んでいて面白かった(笑)。
個人的には「子供たち」の史香さんと「九月の高原」の矢野さんがなんとも素晴らしかったな。ラストが「迷子のワルツ」だったのも渋すぎていい。
現在アルバムが作成中なので、そこからの一曲がアンコール曲になりました。「足あと」。いい曲だ。ますます次のアルバムが楽しみです。
なんとアンコール入れて全19曲。恐るべし。
- ゼンマイ仕掛け
- 終焉
- サマリアの涙
- 燐光
- ヒトミノコエ(田部和香)
- クローバー
- 八十五歳の女の子
- 鳥人間のうた
- 子供たち(モナカ)
- それから空は
- 九月の高原
- 黒いつばさ
- 一人の歌
- ふたつのプレゼント
- 夕闇
- ロクゴ
- 雨のレストラン
- 迷子のワルツ
- [En.]足あと(新曲)