ヘルシンキでCDを漁る
タイムゾーン: +3H 日本との時差: -6H
ヘルシンキでショッピングしながら気がついたんだけど、 CD屋がないんだよねー。 日本だと首都東京中心部をちょいと歩けばいくつかCD屋くらいあるじゃない? 渋谷の駅前で一番目立っている建物がツタヤだし。
それなのに、ヘルシンキにはあんまりないんですよね。 デパート・ストックマンの地下に比較的小さなCD売り場があるんだけど、 洋楽ばっかり多くて地元の音楽が少ない…。 その他の中央駅近辺の他のデパートにはCD売り場自体が見つからない…。
こう考えてみると、不正コピーがなんだとかJASRACが何だとか言っているけど、 意外に日本の音楽業界はまだ頑張っている方なのかも知れないかと…。
てなことで、CDを買いたいのなら、 「かもめ食堂」ことカハヴィラ・スオミの近所、 トラム3TのViiskulma駅前がオススメだよということで、行ってみました。 このあたりはヘルシンキの音楽ゾーンで、確かに駅前すぐにCD屋が2軒、 周囲にはさらにライブハウス等もあるらしい。
そのうちの一軒、Degelius Musicに寄ってみました。
店内は、歌詞カードを「立ち読み」できる形で、 レンタルCD屋みたいなあの薄いペラペラに入ってます。 試聴したい場合はオヤジさん(音楽好きなんだろうなー、 ってな風貌の結構愛想のいい人)に言えばOK。
なんか、立ち読みしているだけで結構楽しくて、 ジャケ写買いに近い感じで4枚CDを買ってきてしまいました。 本来ジャズの強い店みたいだけど、フォーク系もなかなか揃ってます。
さて、トラムで町の中央に戻りましょう。
さらにお買い物を少々。でもムーミンショップが見つからない…。
ホテルに戻って一休み。買ってきたCDを早速iTunesに取り込みましょう。
本日の収穫。
- Gjallarhorn "Grimborg" (左上)
- Tsuumi "Avoin kenttä" (右上)
- Liisa Matveinen & Tellu Virkkala "Mateli" (左下)
- Gjallarhorn "Sjofn" (右下)
ほぼジャケ写買いの割にはどれもとてもよかった。私好み。 特にGjallarhorn(ヤラルホーンって読むらしい)は素晴らしいな。 その中でも、"Grimborg" は最高! Värttinäとかでもともと北欧のラジカルトラッド系には興味ある私だったんだけど、 これは「ディジュリドゥにこんな使い方があるのね!」という感じでとても新鮮。
Gjallarhornの歌詞はスウェーデン語 (フィンランド西部はスウェーデン語が話されている率が高いらしい)、 歌詞カードに英語対訳が付いていて、なんか不思議な神話的歌詞。面白い。 他のCDも聴いてみたいんだけど、iTunes Storeには見当たらない… (Liisa Matveinen & Tellu Virkkala は日本のiTunes Storeにもあるのに…)。
いい買い物をした。続く。