宝美『一人で舞台に立つということを考えてみた。~2010年春の実験編~』@渋谷・多作
で、本郷から渋谷まで地下鉄で移動して多作へ。今日は宝美さんが一人舞台を初めてやってみるという実験ライブ企画。 多作の前には結構列がすでに長くできていました。今回は30人で満員という企画なのです。
チケットは早々にsold out。っていうか「見学料」って(笑)。
会場のコンセプトは入り口に「ぼーみの部屋」と書かれているように、自分の部屋にお客さんを呼んだ、という感じ。後ろの方には本やら昔の写真アルバム(!)やらまで置かれています。
最近ブームらしい、花粉症に効く泡盛とやらの請福ファンシーもあったので、ほんの少々試飲してみましたが、普通に美味しい泡盛でしたよ(ちゃんと隣の貯金箱に貯金しておきました!)。
ステージの上では宝美さんが自分のiMacを持ち込んでDJ風にいろいろ流しているし…。てなことで、私は空いていた最前列一番右あたりに陣取りましたが、ぐるっとピアノを囲むか感じで席が置かれていたので、はっきりいって宝美さんよりステージ寄りの席でしたね。
「もう緊張して泣きそう」とのぼーちゃんに、御徒町凧氏が「泣けー!」と茶々を入れているし、本当にそれで涙ぐんじゃうし、でスタート(笑)。マイクはなしの生声ライブ(実は多作はもともとアカペラ用の箱を作ろうというコンセプトだったそうで、生声でも十分届く広さなのです)。生声で聴くぼーちゃんの歌はとてもきれい。
新曲もとりまぜ、アカペラ、ピアノ、ギターでの初一人ステージでした。あと、突然客席から呼ばれた藤本藍さんが、メロディーラインも教えられてないのになんとか見事に出来立てホヤてホヤの新曲の伴奏をしてしまうわ、多作のオーナーの方率いるアカペラシスターブラザーズ(笑)と「なまけもののうた」を歌う、というセッションがありました。
それ以外はすべてぼーちゃん一人。一昨年に初めて人前で弾き語りを披露した「心の鍵」も久しぶりに聴けたし。いや、楽器の腕は当然ながらまだまだなんだけど、そんなことは最初からわかっているので、こういう表現の幅を広げようとするチャレンジを、ホームパーティみたいな形式でやるのはなかなか楽しい試みかと思いました。
結構弾きやすいようにアレンジを変えていたりしたけど、ピアノもギターもなかなかがんばってましたね。初めて聴いた「約束」の弾き語りもよかったなぁ。すごく近い距離でこんなライブを聴けて良かったなぁ、と思いました。
あと、御徒町氏の客席からのツッコミの絶好調さにかなり笑かしていただきました。さすがに「GET WILD」はぼーちゃんの世代は知らんでしょ(笑)。
また、今度こういう形式のライブをやってみようかなー、という感じもあるようなので、是非また次の機会が楽しみです。
本日のセットリスト。
- 色んな神様(アカペラ)
- 風(ピアノ)
- なんかね(/w 藤本藍 ピアノ)
- 聴こえる(アコギ)
- 風景(アコギ)
- なまけもののうた (w/ アカペラシスターブラザーズ)
- 心の鍵(ピアノ)
- 約束(ピアノ)
- 生まれたところを遠く離れて(ピアノ)