アン・サリー/遊佐未森/宝美『L'ULTIMO BACIO Anno 09』@恵比寿ガーデンホール
はてさて、久しぶりに恵比寿ガーデンプレイスに行ってきました。
なにやら豪華なシャンデリアが飾り付けられたりしていて、すでに雰囲気はクリスマス。
そんな中のイベント『L'ULTIMO BACIO Anno 09』が今日の目的です。
出演者は次の通り(出演順)…ということで、私としてはOpening Actの宝美さんがお目当てで行ってきたわけです。ちなみに席は7列目の真っ正面。わりといい席でした。
- Opening Act: 宝美
- 遊佐未森
- アン・サリー
開場後、フードコーナーがあるので、そちらでスパークリングワインなどを飲みながら、おつまみをいただきつつ開演を待ちます。
このバルサミコ味のチキンが一番美味しかったな。
はてさて、まずは宝美さんのステージ。Opening Actということで、せいぜい4曲で精一杯だろうな…下手すると2曲くらいかも、なんて思っていた私ですが、この予想は嬉しい方向で裏切られることになりました。
会場はかなり大きい。多分25×25列以上はあったのでは?会場が暗転し、静寂の中を宝美さんと本日のピアノ担当の櫻井大介さんが登場。最近宝美さんは、ライブの雰囲気にあわせてカジュアルな感じの衣装が多かったのですが、今回はシンプルながら舞台衣装的ともいえる白のワンピースで登場。素敵。
これはかなり緊張するだろうな、と思う静寂の中(しかも「Slow Music Slow Live」の時同様、98%以上がメインの遊佐未森かアン・サリーを聴きに来ている客だろうという状態)、「約束」を歌います、と語って、一曲目「約束」。
いやー、堂々たるものだわ。最近、本当に一皮むけた感じだね。「Slow Music Slow Live」のOpening Actの時よりもずっと堂々と歌っていて、とても良かった。
櫻井さんの弾くスタインウェイの音色をバックに「約束」を力強く歌う宝美さん。そしてそのまま「夢幻の人」。すごいね。
最近のライブは軽めの雰囲気でまとめていることが多かったけど、こういう会場で、重い感じのライブをやるときであっても、流されずにしっかりと歌っている姿がなんともたくましい。
さて、今日のイベントは「Slow Music Slow Live」と同じ系列のイベントなんだけれども、その時の楽屋フラフープ(笑)の話などをMCでしつつ、軽快な感じで「風」。
そして「千年恋歌」 は冒頭はアカペラで。音響もとてもよいこの会場で、静寂の中をマイクを離し気味にして生声に近い感じで響く声がとても気持ちよかった。っていうか、すでに4曲。一瞬、まだやっていいのかしら。このアウェイ状態で…と思ったけど、会場にもしっかりと伝わっていた感じがしたから、OKですね。
「Key」として活動していた頃から、本名の「宝美」に変えた頃の話、そしてその後の話をMCでしっかりと語って、「心の鍵」。いやー、本当に素敵な「心の鍵」でした。ここで櫻井さんは舞台をおります。
で、「今日はとても天気が良かったので歌いたくなって…」ということで、ラストは「生まれたところを遠く離れて」を弾き語りで。今日のピアノはしかもスタインウェイですよ。
これがまた、情感たっぷりに歌いきってくれました。うるっと来ちゃいましたよ。そしてちょいとしくじったな、という部分も、きっちりリカバー出来ていたし。
…というか、今日の弾き語りは、なんて言ったらいいのかな、カッコよかったね。この雰囲気の中でも、飲まれずに自分のペースを保っている姿は、本当に成長したなぁ、と、感動しています。
素晴らしい! ということで今日の宝美さんのセットリスト。なんと6曲と、普通のイベントライブで歌う分とほぼ一緒ですね。素晴らしい会場で聴けて嬉しかった。
ここまで書いたところで、細かいレポを書くパワーがもう尽きました。すみません…。
遊佐未森さん、私がかなり聴いていた頃の20年ほど前の懐かしい曲も取り混ぜつつ、ホンワカとしたあの声で、のんびりとリラックスできるライブを聴かせてもらいました。
アン・サリーさん。ジャージーな構成のバンドで、ジャズ、ポップ、昭和歌謡など、いろんな意味でスタンダードナンバー的な曲を中心に素敵なライブを聴かせていただきました。
アンコールは遊佐未森さんとアン・サリーさんのセッションで「銀座カンカン娘」。いやー、堪能しました。
で、終わってもまだ8時過ぎ。シャンデリアはさらに綺麗に輝いていました。
実は今日のチケット半券でオイスター1ピース無料、ということで、ガーデンプレイス内のオイスターバーで夕食ということに。
私の大好きな感じの、とってもドライな白ワインを飲みつつ…。
牡蠣をいただきました。あと、サーモンのピザも美味しかった。
さらに牡蠣を追加。手前の、宮城県奥松島産の牡蠣が、今日食べた中では一番好みでした。
ということで、楽しい夜だったなぁ…。満喫です。
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