フランスパンに挑戦(第1回)
はてさて、うちのホームベーカリー、さんざん大活躍している今日この頃ですが、 今度はフランスパンを作ってみることにしました。
これはかなり難易度が高いらしい。
まず、適当にフランスパン用の粉と書いてある粉を買ってきて、レシピを検索。 このへんのレシピを参考にやってみることに。 材料はフランスパン用の粉、ドライイースト、塩、水、油(切れ目のところに使う)。 なんともシンプル。
…材料に砂糖がないのにびっくり。脂分も切れ目のところに使うだけ。 糖分は、ドライイーストが発酵するためのエネルギーを供給するのだけれども、なくて大丈夫? と思ったら、フランスパン用の粉にはモルトパウダーって…要するに麦芽の粉末が加わっているみたい。 これは、先日のビール作り教室の時習った理由と同じなのかな?
つまり、 通常の麦には発酵してアルコール・炭酸ガスの原料となる糖分がほとんど含まれていないので、 発酵の材料としては発芽のためにデンプンが分解されて麦芽糖になっている麦芽を使うと。
パンはグルテンの中に発酵した炭酸ガスを閉じ込め、 焼くことによってあの大きな気泡が発生するわけで(多分)、 炭酸ガスを必要とすることはビール造りと原理は一緒。
てなわけで、実際に作ってみる。
一次発酵の時間を伸ばすのは、多分単にホームベーカリーの生地発酵モードが終了しても、 蓋を開けずに放置すればいい(余熱で十分低温発酵する)。 ガス抜きの後再度発酵(これはオーブンの発酵機能を使った)、 そして成形して二次発酵。さらに切れ目を入れて焼く。ちなみにうちはガスオーブン。 最初は高温で、そして温度を下げてじっくりと。
焼く前の状態が、 かなりゆるゆるの生地なのでびっくり。これがあのフランスパンに本当になるの? と疑問。あまりにゆるいので上の割れ目(クープっていうの?)の切れ目が入れられない。 どうやって入れるのだろう。今後の課題かな。
まあそんなかんなで、かなり問題はある(外があまりにゴツゴツで見栄えが悪い、 切れ目が全然入っていない)ものの、なんとかできましたよ。
端を切って試食…。あ、味は悪くないかも。食感も、一応外はパリッ、中はもちもちしてる。 これは、もう少し頑張れば少しずつ改善していけるレベルかも。またやってみよう。
とりあえず、フランスパンのハム&チーズのサンドイッチにしてみました。 ディジョンマスタードは合うねー、やっぱり。
見栄えは悪いけど味はそれほど悪くないぜ。てなわけで、 ホームベーカリーはなかなかお薦めです。