こちらの続き。

全然関係ないけど、東板橋公園のこのトイレ、多分私がいた頃から変わってない。

この辺り一帯は、旧加賀藩下屋敷跡の広大な跡地を使って、石神井川の流れを利用した火薬工場が明治時代に作られました。その碑が、東板橋体育館(私がいた頃は体育館はなかった。たしか何かの研究所があったんだっけな？)にあります。このローラーで火薬の材料をごりごりやったらしい。

そして、この一帯は後に、東京第二陸軍造兵廠板橋工場として、陸軍の火薬工場となりました。私が以前住んでいたのもそのあたりです。

現在、加賀ガーデンハイツというマンションになっている土地は、かつて明治製菓の工場がありましたが、その前は東京第二陸軍造兵廠板橋工場の一部だったはずです。ちなみに、明治製菓の工場の解体の際は、西部警察のロケに使われ、建物は見事に爆破されました。この映像はたしか西部警察ⅡでOPの映像の一部に使われていましたが、凄まじい爆音をおぼえています(第71話「燃える罠からの脱出」らしい)。

そのそばの交差点にあるのがこの妙な柱。実は、このあたりには同じ仕様で作られた古い壁がたくさんまだ残っています。中にはこういう風にその柱だけが残っている場所もありますが。

あ…この角に、明らかに当時からあったと思われる不思議な柱があったのに！ この家の解体とともになくなってしまったらしい。

Google Street Viewでは残っているから、最近まであったはずなのに…。こうして色々なものが失われていくのですね。

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ちなみに、この交差点で私は小学校の時にトラックにひかれそうになりました。前方の方から脇目もふらずに走ってきた私の自転車が、この写真左方向からのトラックと衝突。自転車はぐしゃぐしゃになりましたが、私は無事でした。本当に、世の中何が起こるか分からないものです。

さて、昔の家の方に歩きます。

私が住んでいた場所は、セキュリティ完備の女子学生マンションに建て替えられていました。うーん。これも数年前まであったはずなのに…。残念。

周囲の小道を散歩します。これが問題の共通仕様の壁です。埼京線の板橋・十条間の王子側にも、ほぼ同じ仕様の壁が並んでいる事が見えるはずです。子供の頃、家の前にあったこのタイプの壁に登って遊んでましたが…結構今見ても高い壁ですね。そりゃまあ、軍施設の壁ですから…。

で、上の写真の下の方にある小さな石。よく見ると「陸軍用地」と書かれています。

少し離れたところにも、同じ石が。

こちらの方が「陸軍用地」の文字が読みやすいかな？

で、さらにちょっと歩いた場所にもこんなところが。

「陸」と「軍」の上半分がはっきり読めますね。

他にも色々怪しそうなものがあります。この形の古い壁もたくさんありました。

謎の石。

ふう、懐かしい景色。この辺りにあった様々な工場はみんなマンションになってしまいましたね。

帝京幼稚園。帝京大学の石神井川対岸にあります。 このあたりは、広大な軍需工場の跡地を使って、戦後さまざまな文教施設や公園が作られました。 板橋第二給水所もその中にあります。

石神井川。桜が咲くと奇麗そうですね。帝京大学病院は立派な建物になったなぁ…びっくり。

北園女子学生会館と板橋第二給水所の間にあるこの狭い溝のような空間。

ここ。小学校時代の私にとってはこの延々と板橋第二給水所を取り囲むこの溝は、秘密の通路でした。 懐かしい…。

昔は立ち入る事ができなかった板橋第二給水所、今はその一部のフェンスで囲まれた部分が公園となっていて、入る事ができます。

とは言っても、小学校時代はこの奥に見える黒いフェンスと、 その上に張られた有刺鉄線を乗り越えて侵入してましたけどね…。

それにしても、板橋第二給水所、見事に公園になってしまったなぁ…。

さて、JR埼京線の十条駅まで歩きましょう。この辺りは帝京大学の他にも、 板橋区立加賀中学校、北区立十条富士見中学校(かつては富士見中学校だった)、 東京朝鮮中高級学校、東京家政大学、東京家政大学付属女子高、 北区立王子第五小学校と、文教施設が連なっています。 戦後、広大な空き地ができたためでしょうね。

さて、またこの辺りにはやってくる事としましょう。

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