矢野絢子『星めぐりの歌』@ 代官山・晴れたら空に豆まいて
矢野絢子東京ライブ2日目はソロライブでタイトルは『星めぐりの歌』。ちょっと早く代官山に着いたので、晴れ豆のすぐそばにあるEatalyでお買い物をしてから晴れ豆へ。
今日は「星めぐりの歌」ということで、2008年に作った(5月まで産休だったので6月から12月まで)曲を作った順に歌うという、構成もへったくれもない系ライブ。来月、2008年につくった曲をまとめたアルバム「星カンムリ」が出るということで、その予告も兼ねたライブとなっていました。
史香さんは今日は出番なしで物販のところにいたので、昨日買った新アルバムにサインをしてもらいました(笑)。あまりに腹が減ったので晴れ豆のココナッツカレーを初めて食べてみる。意外にこれがうまー。パクチーはもっと載せてもらってもいいんだけどなー。
矢野さん登場のSEは多分Värttinäの曲だったと思うけど、私の知らない曲だなぁ…。今日は一人だけです。
お子ちゃまを歌った「小さな王様」からはじまったライブは、そのままほのぼのと進むかと思ったら「どうしてもこういう曲を作りたくなってしまうんですよ…」のMCもあったカッコいい「パラキネシア」で普段通りに。
ブルースハープがたまらなくカッコ良かった「終焉」、そして黒野菜々子さんのお婆さんを歌ったという「八十五歳の女の子」、とってもよかったなぁ。
折り返し地点の8曲「エンプティ」というちょっとよくわからない(笑)歌のところで一旦休憩。私はもう一杯泡盛を飲む…。
後半も「在りし日」から始まって、長くて、そしていい曲が続いたんだけど、何といっても昨年暮れに亡くなった亀山「月の庭」店主のマサル大王さんに捧げられたという長い曲「月と銀杏の日」は本気で泣けた…。
この曲、ご本人は聴けたんだよね? なんというか、とにかくすごい曲だ。CDでは史香さんのヴァイオリンも入った形で収録されるのだろうけれども、そちらもぜひ聴いてみたい。
その後も、「永遠の課題」のギターがかなりはまっていた「彷徨い人」、そしてブルースハープが素敵だった「一本道の途中」など、私がかなり好きな感じの曲がたくさんありましたね。ラストは、この日が初公開の「道しるべ」。
2008年は色々な意味で、自分にとって節目の年だったと思うこともあり、いつものように曲のジャンルなどで分けてアルバムを作ったりするのではなく、2008年という年のアルバムとしてまとめることができたのはとても嬉しい、ということでした。
アンコールは、「では2008年はここで忘れて…今年作った歌を歌います」ということで、「レンズの向こう」という曲。これは、昨年暮れに歌小屋女子軍団で集まった時に、翌年の課題を勝手に出し合うというので出題された課題だそうで…要するに「歌詞に英語が入ったような感じの曲」ってことだったのかな?
「あいきゃんとすぴーくいんぐりっしゅの私が歌うんですよこれが」みたいなMCだったけど、いつもきっちり日本語のみの歌詞しか歌っているのを聴いたことがないので、これはまた新鮮(笑)。意外にいけるのでは?
ということで、2日目も素敵なライブでしたよ。次のアルバムが楽しみです。
ちなみにラストのSEもVärttinäでした。こっちは聞き覚えがある感じだったけれどもどの曲だかわからない…。
ということで、この日のセットリスト。
1月12日 星めぐりの歌
Vo.+Pf.: 矢野絢子
- 小さな王様
- パラキネシア
- 夏の横顔
- ほほえみの中
- それから空は
- 終焉
- 八十五歳の女の子
- エンプティ
- 在りし日
- きんこんかん
- 月と銀杏の日
- 光の列車
- 彷徨い人
- 時の砂
- 一本道の途中
- 道しるべ
- [En.]レンズの向こう