宝美, 諫山実生 他 『秋色キラリ』@ 晴れたら空に豆まいて

さて、デザインフェスタから渋谷に寄り道。久しぶりに無性に食いたくなった桂花ラーメンの太肉麺を食べて、代官山へ。

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「晴れたら空に豆まいて」の月一恒例宝美さんライブがあるのでした。今回の出演者はこんな感じ(出演順)。

  • ullambana*gateway
  • 河合杏林
  • 宝美
  • 諫山実生

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今回は主に宝美さんを聴きに行ったのですが、諫山実生さんはまあ、デフォで聴いていくつもりでした。

で、それ以外の方々だと、ullambana*gatewayはあんまり私の趣味じゃなかったけど(ファンの人、ごめんなさい)、河合杏林さん(音が出ます)のギター弾き語りはなかなかいい感じでしたね。1989年12月3日生まれって、まだ18歳ですか。若いなぁ。後半で宝美さんバンドのギター担当、八橋さんが客席の方に出てきて、客席端のところでじっと聴いていたけど、気がついていたかな?これは結構プレッシャーかなぁ(笑)、と思いつつ、小気味いい軽やかなギターと歌声で歌っていて好感が持てました。また機会があればいつか。

宝美さん(音が出ます)のステージは…なんかセッティングが難航しているなぁ、と思ったら…なんと今まで晴れ豆のステージにこれだけの楽器が載ったのを見たことがない、という感じのみっしり感。前回のグランドピアノ+アコースティックギター+パーカッションという組み合わせも結構みっしりしていたけれども、今回はさらにそこにウッドベースが追加! グランドピアノは横を向けられずに鶴谷さんは背を向けてというアングルになるかな。

ということで、宝美さんもステージに登場してライブ開始。最近つけているあの羽のようなウィッグ、素敵ですね。

一曲目は…イントロで「夢幻の人」とわかるんだけど…ウッドベースが入ると音がやっぱりとても重厚になる!

この曲、シンプルなピアノのみの構成からずっと聴いているけれども(まあ、それをいうなら宝美さんの曲はほとんどそうだが…)聴くたびに一枚一枚丁寧に音が積み重なり、そしてそれに負けないようにボーカルにもさらに情感が加わり、素晴らしい音楽になっていく…そういう過程を聴いていたんだなぁ、と感じました。

ピアノ、ギター、パーカッション、ウッドベース、そこに力強いボーカルが加わり、なんというか、キラキラと煌めくようなアレンジ。来月のワンマンに向けて曲の完成度を上げているのがよくわかります。

次は、「聴こえる」。前奏の部分からウッドベースの低音に圧倒されました。やっと新しいアレンジに慣れたかなぁ、と思う段階を一気にすっ飛ばして、生まれ変わった「聴こえる」の虜になってしまいました。そして終盤、宝美さんのボーカルとピアノのみになる部分、圧巻でした。

ここでMC。

自分はこうやって喋るのは得意じゃないけど、その分歌でみんなと何かを共有したいと思う。

うん、そういうのはちゃんと伝わっていると思うよ。まあ、今のMCもなかなか愛嬌があっていいと思うけどね(笑)。

そして「嘘でもいい」。この曲は最初からギターとパーカッションが入る形で聴いたんだけど、さらにベースが入って本当に素敵な曲になってます。いやー、八橋さんのギターも素晴らしいね。この曲の最初のあたりのギターには本当にしびれました。

次は「千年恋歌」。鶴谷さんのピアノから静かに入り、歌詞とその声が作り出す世界に、キラキラ光るようなパーカッションが入る。見事でした!

「光」。前半は今までの「光」演奏と同様に、ほとんどピアノと宝美さんのボーカルのみで構成されていました。これも本当に素敵なのですが、今回は次第にパーカッションが入り、そして後半ではギターとウッドベースも加わり、この圧倒的な曲に力を与えていました。特に最後の転調する部分では照明効果も入って、圧巻。

再びMC。

"No day but today"。未来でも過去でもなく、今この瞬間。また次のライブでみなさんとお会いしたいです。そして…願わくば12月12日のワンマンライブでもお会いしたいですね(笑)。

ラストは「心の鍵」。これもベースを入れて力強くなった上に、アレンジでもさらに力が加えられたように思いました。サビの部分に「ドンドンドンドン」と入るあの伴奏がなんともパワフル。いつもとあまり代わり映えのしないセットリストでしたが、それにも関わらず今回はとても感激しました。

本当に、来月のワンマンが楽しみです。

ちなみに今回加わったウッドベースは「阿部光一郎」さんという方だそうです。素晴らしいベース、いやはや本当に宝美さんバンドはあまりにすごい方が揃っていて嬉しいものですね。

セットリスト:

  1. 夢幻の人
  2. 聴こえる
  3. 嘘でもいい
  4. 千年恋歌
  5. 心の鍵
  • ボーカル: 宝美
  • グランドピアノ: 鶴谷崇
  • アコースティックギター: 八橋義幸
  • パーカッション: 田邊晋一
  • ウッドベース: 阿部光一郎

ところで、某方面情報の、ワンマンではこのバンドにさらにヴァイオリンの土屋玲子さんが入るって説は本当ですか! いや、私は以前からぜひ宝美さんの曲にヴァイオリンを加えて聴いてみたい、しかも可能なら玲子先生で! と思っていたので、まさに夢のようなお話。

っていうか、嬉しいなぁ! (実はずいぶん前に川村結花さんのライブで聴いて以来、玲子先生のヴァイオリンのファンなのです。最近はGANGA ZUMBAでも大活躍ですね) しかしこうなると、鶴谷さん、八橋さん、玲子先生は絢香バンドと共通。で、絢香バンドよりもずっとアコースティックな香りがするライブになりそう。12月12日のワンマン、楽しみです。遅刻必至ですがなんとか駆けつけます、ええ。時間、押しといてください、ぼーちゃん(笑)。

さて、諫山実生さん、今日もグランドピアノ弾き語りです。前の宝美さんのステージが豪華だったので、またシンプルなピアノのみのステージもいい感じです。

「月のワルツ」のような有名な曲もあり、そこからMCでみんなのうた→NHK、ということで、NHKの小学生の合唱コンクールのテーマソング(?)「この☆のゆくえ」に。小学生の合唱にハッとさせられたとか。

新CDの「プレイス・オブ・ピリオド」と「半分だけの愛」は今日が公開だったのかな? 最後にアンコールがあって、想定していなかったみたいだけれども、一番自信のある曲をやります、ということで「手紙」でした。

てなことでセットリスト。

  1. 涙の向こうへ
  2. 月のワルツ
  3. 初恋
  4. この☆のゆくえ
  5. プレイス・オブ・ピリオド
  6. 半分だけの愛
  7. Eternal love
  8. [En] 手紙

てなことで、素敵な代官山の夕べ、でした!