シュタージ本部(1)
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UバーンMagdalenenstraße駅。リヒテンベルグに位置するこの地下鉄駅の側には、 かつての東ドイツ秘密警察、シュタージの本部がありました。
上の通りに出た途端に、なんか建物が威圧的です(ドイツ鉄道DBのビルなんですが、 多分当時のビルを再利用していると思う)。
このブロックはかつて、すべてシュタージの建物でした。
この中央の建物が、現在シュタージ博物館(Stasimuseum Berlin)として公開されています。 正式名称はノルマネン通りの研究所兼記念館(Forschungs- und Gedenkstätte Normannenstraße)。
入ってみると、いきなり映画「善き人のためのソナタ」に出てくるような工作車両や、 マルクス像がお出迎えです。
この界隈のシュタージ関係の建物の模型。
さて、受付で見学券+写真撮影券をゲットして、中を見て回ります。 ちなみに、写真撮影券はリヒャルト・ゾルゲの柄の入ったリボン(笑)。 これは何かのジョーク?
シュタージは、かのゲシュタポやKGBをも凌ぐ国民への監視網を敷いたことで有名であり、 旧東ドイツの人口の1割以上がシュタージ関係者というとんでもない秘密警察でした。 そんな人々の使っていた工作用具たち。
手榴弾が…。
本当にこんなので盗撮や盗聴していたんですかね?
おお、まさに「善き人のためのソナタ」なヘッドホン!
家の中のタップの類はすべて危険です。
まあ、国の内向きにこれだけのことをやらないと維持できなかった国家というのが、 東ドイツなわけです。すごいね。
折りたたみ式機関銃?
"SCHILD und SCHWERT der PARTEI" (党の盾と矛)、これがシュタージです。
他にも色々と…。
あ、リヒャルト・ゾルゲだ! ゾルゲは東ドイツでは当然ながら英雄!
続く。