月詠/詩吟JAF『花鳥風月〜壱ノ巻』@赤坂グラフィティ
赤坂グラフィティで行われた『花鳥風月〜壱ノ巻』というイベントに行ってきました。なので、雷が鳴っていた云々と言う話は全く知りません。ライブハウスに入る時も晴れていて、出たら道路が濡れてましたが雨は晴れていました。
ということで、出演者は次の通り(出演順)。
- 詩吟JAF
- 月詠
詩吟JAFは詩吟アーティストの井口弘子さんと、「金谷ヒデユキ&邪道アコースティックファクトリー(JAF)」のユニットです。井口さんの詩吟にギター+ボーカルとパーカッションが加わり、何とも面白いことに。
まずはソロで、トラディッショナルなアカペラでの詩吟「富士山」と、アンビエント系のオケ付きで「桂林荘雑詠諸生に示す」 。いやー、通る声が気持ちいいね。JAFの2人組が登場。
そして、超メジャーな詩吟「川中島」から、金谷ヒデユキ&JAFの曲「メビウスの輪」まで、バリエーション豊かな実験を聴かせていただきました。うーん、面白い。
かなりはっちゃけたアレンジになっていた「まりもの歌」も面白かったですが、何といっても「メビウスの輪」、カッコ良かったですよ。
本日のセットリスト。
そして、後半はこれまた初めて聴く「月詠」。通常は和太鼓、津軽三味線、尺八の3人ユニットであるところに、今回はピアノの星美香さんと、それからボーカルに「玉ゆら」の若狭さちさんを加えてのステージ。
いやはや、これまたとても面白かった。先ほどの詩吟と同様、このバンドの尺八という楽器は、物心ついた頃から家に溢れていた音だったので、とても私にとってはなかなかなじみ深い音。そこに和太鼓と津軽三味線とピアノが入ることで、とてもカッコいい音楽になっていました。
ボーカルの若狭さちさんは民謡系から出た人らしいんだけど、また独特の雰囲気があって、さらに民謡系のスタイルで歌う声が実にこの和楽器バンドに合っていました。三味線のお兄さんは、迫力のプレイとは対称的な面白い天然系MCだったなぁ…。いつもは和太鼓&三味線で男子2名、尺八が女子1名の合計3人組でしたが、今回はピアノとボーカルで女子2名が加わったことで、かなり舞台裏も華やいだらしいです(笑)。
いい曲がたくさんありましたが、特にアンコールの「秋田大黒舞」、気に入りました。
- 跳
- いちゃりばちょーでー
- じょんがら節
- りんごの唄
- ナタオレの花
- 打ち上げ花火
- 大地の足音
- [En.] 秋田大黒舞
ということで、和のテイスト溢れる2バンド、たっぷりと楽しませていただきましたよ。やー、日本最高。
で、若狭さちさんのバンド「玉ゆら」のCDを買ってきてしまいましたが、これもまた何とも独特な音楽でいいですね。来月、初めて通常の流通にのるCDを出すのだそうで、8/28にレコ発が代官山の晴れたら空に豆まいてであるそうです(私は多分宝美さんの大阪ライブに行くと思うので代官山は行けませんな)。
いやー、しかしまだまだ世の中には面白い音楽があるものですね。