宝美 他 『水の音 vol.13』@ 渋谷 O-West

風邪を引いた…。でも今日は宝美さんのライブがO-Westで。対バンの中でも特に森川由加里様にはかなり"SHOW ME"な興味があったのだけれども、これはちと辛いか…。でもやはり「水の音」は宝美さんに初めて会ったイベントでもあるからなぁ…。しかも宝美さんのライブは重大発表があるとかいろいろ予告のフリもあり、これは行かずにはいられない。ということで、最初の宝美さんだけ聴いて帰ってきてしまいました。すみません。風邪引いていなければ普通に最後までいるつもりだったんですが。

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ということで、宝美さんのライブ。今日も前回に引き続きピアノは鶴谷崇さん。しかし残念ながら、前回はグランドピアノでしたが今回はエレピ。それでも曲のもつ空気をぐっと引き立てるようなピアノさばきはやっぱり素敵。

1曲目は、最近一曲目の定番曲となっている「夢幻の人」。あらためてモナレコードライブの時の歌詞カードを掘り返すと、「夢幻の人」って、自分で曲を作るようになって最初の曲、だったんですね。最初の曲でこれですか…。

そして2曲目は「聴こえる。」でした。これはピアノ弾きによって個性が凄く分かれる曲。宝美さんの伸びやかなボーカルとピアノのハーモニーが素晴らしい。

ここでMC。7月9日には間に合うか分からない、と言っていたファーストミニアルバムの「ただの石」ですが、なんと間に合ったらしい! ということで、会場販売がされるそうです。素晴らしい!

次は「夏祭り」と「千年恋歌」をつづけてやります、とのMC。「夏祭り」はまさにこれからが旬。ひゃらり、ひゃらり、夏祭り。不思議な擬音はそこはかとなく一青窈風かも知れない。「千年恋歌」はmyspaceでも試聴できる豪華な「ただの石」バージョンもいいのだけれども、やっぱりシンプルなピアノのみバージョンも素敵だ。

ここで再度MC。2月のライブで宣言していた、年末にホールワンマンライブ、が決定したそうです!

12月12日(金) 宝美ファーストライブ「砂時計」
18:30OP 19:00ST 草月ホール

…12月12日。なんか嫌な記憶があったのだが…ピンポイントで仕事があるじゃん! あと半年、陰謀を巡らせればなんとかなるかも知れない。最悪でも遅刻でタクシーをぶっ飛ばせば40分くらいの遅刻で済むかも知れない。なんとかせねば。

それはともかく、これはめでたい。先行発売のチケットが今日もあるとのこと。昔、椎名林檎のファーストツアーのチケットを取った時のように、いつの間にか先行発売以外はいつの間にかプラチナチケットになっていることを妄想(笑)。いや、そこまでのことはないと思うが。

「あとなんかあったっけ?」鶴谷さんに聴いている宝美さん。相変わらずのMCの段取りの悪さは芸術的。だがそこがいい(笑)。次のライブの告知をしっかりと忘れている気がしましたが、代わりに私が告知。

7/24 (木) 代官山・晴れたら空に豆まいて「歌を紡いで」
(w/ Love Palette, 高鈴, 諌山実生)
OP 18:00 ST 19:00
ADV \2000 DOOR \2500
8/6(水) 吉祥寺・Star Pine's Cafe「薫風と空蝉」
(w/ matsueri, 日向ひとみ, 宝美, erica )
OP 18:30 ST 19:00
ADV \2300 DOOR \2600

ということで、次は「心の鍵」。

「以前、この水の音のイベントに出してもらった時に、Keyという名前で出ていたんだけど…これが多分Keyとしての最後のライブだったと思う。心境の変化で本名の宝美に名前を変えたんだけど、その頃に作った曲。前にライブの時に、『身の回りにいる人を大事にしてほしい』という曲と言ったんだけど、そのまえに自分を大事にしてほしい、そんな曲です」

「心の鍵」は宝美さんらしさがとても出ている曲だと思うし、その意味でやっぱり「基本」だと思う。鶴谷さんのピアノで奏でられる「心の鍵」もとても素敵だ。そしてラストは「神様。」でした。これはミニアルバム「ただの石」でも最後に入っている曲。

いやー、今日も本当に素敵なライブを聴かせていただきました。しかもアルバムも発売で、ワンマンチケットも先行発売と、やや風邪ひきだったけれども、やっぱり行って良かった!

今回のセットリスト。

  1. 夢幻の人
  2. 聴こえる。
  3. 夏祭り
  4. 千年恋歌
  5. 心の鍵
  6. 神様。

ということで、こちらがCD。気合いの入った凄いジャケットだ! 聴いてみたけど、やっぱりライブの方が最高にいい!と思うことは変わらないんだけど、 これはライブでの宝美さんの空気を損ねない感じで作られた、とても素晴らしいCDだと思う。 不満なのは、あの曲は、この曲は入っていないの、という点くらいだ (ミニアルバムだから仕方がないが)。

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