篠原美也子『眠れぬ誰かを照らす月』@ OSAKA MUSE
ということで、篠原美也子さんの大阪ライブに、東京から遠征で行ってきましたよ。
なんか最近、公私いろいろと大阪によく来ているので、少しは土地勘はついたぞ、と油断していたら、なんか、もうすぐなくなってしまうくいだおれ人形を見物したり、なぜか東急ハンズで買い物をしたり、宿にチェックインしたり、その他諸々でうだうだしている間に開場時間に間に合うギリギリな感じに。地下鉄の心斎橋駅から早足でスタスタ歩いて必死でした。
なんか微妙に風邪気味だなぁ、とか大阪に行く前は思っていたのですが、こうして非日常的な場所でてんやわんやしていたら治ってしまった感じですわ(笑)。いや、急いだと言っている割には写真撮ってる余裕あるじゃん…って、まさかジャストオンタイムで入場始めているとは思わなかったので…(笑)。
さいわい、整理番号が31番のところを、25番まで呼び出されているあたりでギリギリ間に合いました。ふう。事前に会場の確認だけはしておいて良かった…。ということで、前から4番目一番左に陣取りました。本当は上に服を着ていったんだけど走ったら暑くて上を脱いでしまい、結局15周年記念ライブT シャツ一枚の状態に(笑)。
さて、ライブがジャストオンタイムで始まりました。改めて聴くと、やっぱりO-Eastよりはちょっと音がなぁ、と思ったりもしますが、ライブ自体はとても素晴らしかったですね。
まさか一曲目に「満月」が来るとは思わなかったのですが、前半はメジャー時代の名曲をかなりがっさりと固めていましたね。今日はタイトル通り、月の歌が多い選曲でした。
私は実は個人的に「恋人じゃなくても」が、若かりし頃のいろんな思い出に共鳴して(笑)、とても大好きな歌なのですが、最近ライブではとんとご無沙汰だったので、聴けて幸せです。が…MCでもあった通り、歌詞に登場する単語に時代を感じるのはいかんともしがたい。曰く、「電話線って何よ?」とか。本当に、今の子供とかはダイヤルとか電話のベルとか知らないんだろうね。受話器って概念さえ怪しいかも知れない。いやあ、15年の月日と言うのは本当に長い。
6年半ぶりの大阪ワンマン。お客さんが来るかどうか不安だったと言うこともありますが、私のような遠征組が少々いたことを考えても会場は満員。本当にみんなしつこいねぇ(笑)。まあ人のことはいえないけど。
メジャー時代名曲選のラストは「ひとり」 と「誰の様でもなく」 。「篠原美也子の二大ヒット曲をお送りしました(笑)」。いやはや(笑)。
そういえば、6年前はワンマンライブ恒例の「トイレ休憩兼MC野放しタイム」もなかったんですね。前回の大阪ライブでのご意見からできたらしい。そうだったのか。しかも「流星の日」はそういえば大阪ライブの後に六甲山に行って、それで出来た局だったんでしたっけ。
MCでは時節柄、秋葉原の事件の話などもありましたが、本当にいろいろと考えさせられる事件ですよね。子供は後先考えずいろんなことをやってしまう、そして怒られていろいろなルールを守ることを覚えていく。…そうなんだよねぇ。私もいろいろあの事件に関しては考えていたんだけど、あらためて考えさせられる。
終盤の「秒針のビート」→「永遠を見ていた」 →「Stand and Fight」→「逆光」→「夜間飛行」の流れは凄かったなぁ。15周年ワンマンでもそうだったけど、インディーズ時代のアルバムのタイトルチューン的曲の連発。久々の大阪ワンマンライブと言うことでさらに意義深い(笑)。
ラストの「my old lover」は、今まで応援してくれたファンへの感謝の歌、ということで、…東京の15周年ライブに引き続き途中で撃沈してしまいましたね。最後はピアノなしでこみ上げるような歌声で歌ってました。隣の女の子(若いけどいつ美也子さん知ったんだ?…とか思いながら)は序盤から号泣モード入ってましたが、私もこのあたりではもう圧倒されてヤヴァい感じになってしまっていました。
ということで、余韻さめやらぬ感じで、またしても月の歌である「月と坂道」からアンコール。しかしなんといっても、最近龍ちゃんが旧ウルトラマンを目を輝かして見ている、ということから出来たという、昨日出来立てほやほやの歌「M-78」(一同、爆笑)!この何ともいえない懐かしい響きのタイトルとは裏腹に、本当にいろんなことを考えさせられる素晴らしい歌でした。是非また聴きたいと思います。
そしてこれまた私の大好きな曲「Dear」 に続いて、アンコールのラストは「空に散る」。なんか15年前から連綿と美也子さんの音楽とは妙な星座を作っているような気がしますが、最近あらためてその辺りが濃くなっているように思います。
「my old lover」のところのMCでは、「自分のためならもうとっくに辞めていた」と言ってましたが、もしそうなっていたら多分このライブの後半の素敵な音楽たちはこの世に存在しなかったはずなんだよね。いろいろと人は影響し合っていい人生を作っていけるのだと思っています。
終演後のサイン会では、何と新幹線の終電で帰るっぽい美也子さんがシンデレラ状態だったのですが、とりあえず私もなんとか参加できました。「M-78、最でした」ということはとりあえず伝えられたかな(笑)。私は一泊していく予定だったので、のんびりと道頓堀の夜景を見たりしてその後夕食を…(こちらは後でまた書きます)。
ちなみに次のライブは来月の仙台だけど…参加できるかどうかは不明です。
本日のセットリスト。
- 満月
- 今夜
- 名前のない週末
- Tokyo 22:00
- 月の河
- 恋人じゃなくても
- ひとり
- 誰の様でもなく
- プラネタリウム
- 流星の日
- 秒針のビート
- 永遠を見ていた
- Stand and Fight
- 逆光
- 夜間飛行
- another moon
- my old lover
- [En] 月と坂道
- [En] M-78
- [En] Dear
- [En] 空に散る
ちなみに、さすがは雨女の美也子さん。外に出るときっちり雨が降り出していました。