(単行本, 2007-09)
(CD, 2007-09-19)
矢野絢子が再びメジャーレーベルに戻ってきました。4thアルバムは「あいのうた」です。3rdアルバム「星ヲ抱ク者」は一般流通に載っていませんが、ネット直販で手に入ります。
(CD, 2000-05-24)
実は8月はライブに一度も行かなかったのです。そんな月があったのはいつ以来だろうか…。ということで、9月9日の日曜日、久しぶりのライブに行ってきました。
矢野絢子『「矢野絢子短歌詩集」出版記念ライブ "悲しみと呼ばれる人生の優しさよ"』@ 代官山・晴れたら空に豆まいて、です。
実は金土日とかなり大変な仕事をしていて、この日は二部構成だったのですが、第一部に行くのは無理、ということで第二部のみの参加です。いい番号だったので、久々に最前列目の前で聴くことにしました。
めずらしくちょっと開演が押してました。SEにVärttinäの"Äijö"(アルバム"ilmatar"収録、ちょっとVärttinäでは異色の曲です)がかかって盛り上がってきたころで矢野さん登場。
静かな中、静かにピアノの音が流れはじめ、空気が変わります。1曲目は「約束」ですね。今回は歌詞の一部をまとめた詩集の発売記念ライブなのですが、その詩集でも「約束」は、私も大好きなこの部分が抜粋されていますね。
けして元には戻らない
さかさまに歪んだ世界の中で
きしむ身体を削りながら
僕らは抱き合って語り合って
許し合って生きる
本当に大好きな曲です。
今回はグランドピアノで完全1人のステージ。久々の最前列で、まっすぐに飛んでくる声と、凄まじいピアノの入り交じる音楽を堪能させてもらいました。
9月19日に久々のメジャーからの4thアルバム「あいのうた」がリリースされますが、今日ついに本物が出来てきたのだそうです。「何度も何度も制作中に聴いているんですけど、皆さんの手元に届いてから、ああ、みんな聴いているんだなぁ、と思いながら聴くのはまた別の感じがします」…楽しみです。
今日のセットリストは、「使い捨て」シーズンであるため「使い捨て」シリーズの曲と、「あいのうた」からの選曲が中心だったようです。
アンコールは、やっぱりここに矢野絢子の原点がある気がする「かなしみと呼ばれるの人生の優しさよ」。今回のライブのタイトルにもなっていますね。
僕はここで歌う人と
座って聞いてる一人ずつの
背中を見て何度も泣いた
とてもとてもきれいだと思った
そして本当のラストは「笑顔」。
君が好きさ、これは本当
久々に最前列で聴いた矢野さんのライブはやっぱり素晴らしかった。矢野さんもとても楽しそうに演奏していてよかったなぁ。何と来月も同じ場所(ここはとてもいい箱だと思います)でライブがあるという短いスパン(笑) な東京なので、何とも楽しみです。
詩集を早速物販で買ってきたので、家で適当な場所から読んでいます。どの季節にどの歌が対応するかわかって「私にとって便利な本」(矢野さん談)だそうです。