HX453 LOMO HOLGA STARTER KIT【送料無料】ロモ ホルガ スタータキット(カラーフラッシュ)
今回買ったのはこのスターターキット。充実しています。
時々別の商品が入っていることもあるというおおらかな話も聞くので(笑)、
買ったらちゃんと中身をチェックしましょう。
ふふふ。HOLGA買っちゃった! 知らない人のために解説すると、HOLGAってのは中国製のトイカメラで、独特の絵づくりができることや、いろいろいじれるチープさで人気のブツなのです。
箱を開けて本体を出す…うはぁ…軽い!
いや、ハイテクを詰め込んだために軽くなったんじゃなくて、単純にチープな作りで非常識に軽いの。
さて、中の小箱を開けると…。
ストラップ、フラッシュ用の電池、ブローニーの120フィルム、黒いビニールテープ。
大体、プラスチックのレンズに激しい収差でろくな画質で取れるはずがないのに、35mmよりも画質のいい大判の120フィルムを使うことがほとんどナンセンスなのだが…。
そんなことは問題ではないのだ。何だ「黒いビニールテープ」って?
このカメラは恐るべき事に、普通に蓋を閉じても隙間から光が漏れて感光するのだ! だから黒いビニールテープがついてくる。
しかし、その光の漏れも全てアートなのだ。あんまりそういう細かいことを気にしてはいけないらしい。こういう偶然の美、そして狙った効果も集めた写真集まで付いてきていた。タイトルは"THE WORLD THROUGH A PLASTIC LENS"だそうな。
さて、フラッシュ用の電池をはめよう。カメラの内部のこの変なプラスチックのパーツを外して電池を付ける。ちなみにこの部分を入れ替えるだけで120のフィルムを6x6でも6x4.5でも使えるらしい。
しかしここは、この収差の激しいレンズをより効果的に味わえる、広い画面の6x6にしておくべきなのだろう。
2本の単三電池をはめた。しかし、解説本を読むとすごいことが。この電池はほんの少しの振動ですぐ外れるし、いったんはずれてしまうとフィルムを取り終えて全て外すまで付け直す手段はないとのこと。
すげぇ。
対策は…セロハンテープで電池を貼り付けること…だそうな。わかりましたよ、そうします。
シャッタースピードは固定。だが何とバルブはある!このレバーで「B」にするとバルブ、「N」だと固定(1/100秒らしい)だ。
シャッターはこんな風に動作するんだ!動画で載せてみよう。いいシャッター音だろう! まいったか。
一応ピントが合わせられるようになっているが、どこで撮ってもあんまり変わらないらしい。しかもその上にある妙なレバー、お日様マークがあるから絞りかと思うのだが…なんとこれは動くものの、なんか設計に失敗している感じで単なる飾り! 一応改造でちゃんと絞りになるようにする方法があるらしい。
多分、絞りを付けるのが面倒くさくなって、なおかつ金型を直すのも面倒くさくなってこういう状況になっているのではないかと想像する。さすが中国製品!
まあ、いろいろ楽しめそうなカメラだ! ちなみに、レンズカバーは撮影直前に外すことが推奨されている。なぜかというと、閉じているシャッターの隙間から光が漏れるので、レンズカバーをしていないとそこから感光してしまうのだ!
フィルムは無駄に高画質のブローニー120。
ブローニーを初めて使う私はドキドキしながらフィルムを入れる
ちなみにこのカメラ、撮るべきコマまでフィルムを巻いたらカチリと巻き上げが止まったりはしない! なんと、ブローニーフィルムの遮光紙に書かれた文字を、窓の中央に来るまで合わせることで、巻き上げを行うのだ。
さらに、シャッターを一回切ると巻き上げるまで次のシャッターが押せないなどということは勿論ない! つまりフィルムを巻き上げなくても何度でもシャッターが押せるのだ! どうだ、すごいだろう!
もちろん、何も撮らなくても好きなだけ巻き上げることもできるし、1/2コマ送りながら撮っていくような不思議な使い方も可能なのだ。
いやー、すげえ、HOLGA。楽しませていただきます。