いやほんと、最近ライブづいております…。
さて今日は、前回マーブルでお見かけしていたく気に入った、ライブハウスで詩吟を唄う詩吟アーティスト(?)の井口弘子さんのワンマンライブに行ってきましたよ。 夕方の赤坂…。
場所は赤坂のnovember eleventh 1111という素敵なライブ・ビストロ。宇崎竜童さんのお店ですね。今日は5月23日のデビューCD「故郷」発売を記念しての初のワンマンライブです。ちなみにこのCD「故郷」はiTunes Store やMora Winでも配信されています。
とりあえずペリエをチビチビと。ま、場所柄ほどほどにお値段は高いですが、食べたズッキーニのリゾットはかなりうまかった。
ということで第一部開始。前回も和服だったので和服では、という予想を裏切り、軽快なジーンズ姿で登場。セットリストはこんな感じ。
まずはアカペラで詩吟「富士山」を一曲。いいねー。この間マーブルで聴いたときはやっぱり短い時間だったので、曲も限られていましたが、今日はいろいろたくさん聴けそうです。
ここでバンドのメンバー登場、パーカッション、ベース、アコギ、ヴァイオリンという構成。これで詩吟のバックというのが面白い。この構成で、私がCDで一番好きな曲「静夜思」 。
本当に最前列目の前で聴いていたので、楽器の生の音が聞こえて来るみたいでいいね。声量もすごいから一度完全マイクなしで聴いてみたいなぁ、と贅沢なことを言ってみる。
オリジナルの和歌を歌っているという「好きです」や、こんな曲もミファラシドで詩吟風にできますよー、というデモ的な「キューティー・ハニー」(笑)などで、詩吟とはなんぞや入門的なお話もMCであり、とてもよくわかりました。
オリジナルの「やさしい風」を聴いてほんわか、そしてCDのタイトル曲である「故郷」 。同様の「故郷」の間にオリジナル(ですよね?)の詩吟が挟んであります。なるほど、詩吟への「入門編」的に考えられた構成だったのですね。
ここで第一部終了(早いよ!)。1時間弱ほどインターバルが空いてのんびり。
第二部…今度はしっとりと和服で登場です。おお。私はちょっと席を移って特等席(笑)で聴かせていただきました。
まずは「まりもの唄」、15分にわたる、歌あり、詩吟あり、舞ありのドラマでした。MCによれば、詩吟には「詩吟物語」というスタイルで、詩吟や舞などを組み合わせたスタイルの演奏があるそうで、それを1人でやってみよう、という試みだそうです。これ、とても良かったですよ。
いやはや、15分お疲れ様でした。ということで次は、詩吟風アレンジを加えてみた例としてもう一つ、の「見上げてごらん夜の星を」。こんなアレンジもできるのね。本編ラストは、CDの3曲目である「桂林荘雑詠諸生に示す(その2)」 。
そこに込められた意味について、実体験にひしひしと来る解説をMCでしてもらって、とても共感できました。これもライブで聴くとまたひと味違っていいですねー。ということで、これで本編終了。
花束がたくさん渡されて、涙でぐじゅぐじゅになっていましたね(笑)。おめでとう。お客さんはわがままなので、ここでは是非もう一曲アンコールと言うことで…、アンコールは「もう曲がないんですよ」という新人さんワンマンライブお約束のいいコメントをしつつ、もう一度「静夜思」 。
私の大好きな曲ですが、今度は特等席でじっくりともう一度聴かせていただきました。いやー、よかった。
ぜひ再度聴かせていただきたいと思いますので、また遊びに行きますね。