2007 年 5 月 25 日 (金) 名古屋

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タテタカコ『イキモノタチ』

(CD, 2007-03-20)

文句なしの傑作。沖縄でピアノ、高知でボーカルを収録したというこのアルバムは、シンプルなサウンドながら問答無用で迫る迫力がある。超おすすめ。


タテタカコのライブに行ってきましたよ。実は今まで、タテタカコのライブには毎度都合が合わずパスしてきてしまったのですが、偶然私が名古屋にいる時にライブがあるということでチケットを取ったのでありました。ということで、初・生タテタカコです。

折からの雨が少しやんできたかな、と思ったら突然入場直前に再び本降りに。結構濡れてしまいました。整理番号は32,33だったのですが、全体は100人以上入っていたっぽく、立ち見も出る大盛況。

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結構長い待ち時間の後、15分くらいの押しでタテタカコさんがステージに。髪がとても短くなっていてびっくり(昔から短いですが、それ以上に…)。長い間を取り、ピアノに向かうと、静かに「イキモノタチ」の最初のインストルメンタルの曲「〜雑踏〜」を奏でます。一瞬で会場の空気が彼女に集まるような、そういうピアノです。

もちろん「イキモノタチ」での完璧なスタインウェイの音に比べればアップライトピアノなので音はかなわないのですが、それでもやっぱり生の迫力はすごい。そのままアルバムの最初の三曲を続ける形で「身ひとつ」「手の鳴る方へ」を歌っていました。

たしか、矢野絢子がピッピ隊長を評して、言葉が口からまっすぐ飛び出す人…と言っていましたが、そもそも矢野さんもそうなんですよね。で、タテさんもやっぱりそういう人でした。

全体としては「イキモノタチ」の曲が中心だったかな? でも「心細い時にうたう歌」「卑怯者」「宝石」などの過去の傑作をちゃんと入れてくれていて、初心者の私にもとても嬉しかったなぁ。

「卑怯者」は矢野絢子の「一人の歌」と同様、厳しくも優しい歌で、タテタカコの曲の中でもとても大好きな曲です。初めて生で聴けて嬉しかったなぁ。カバー曲では中島みゆき「糸」。これもとてもよかった。

ライブ本編の最後の曲は「道程」。この人のピアノと歌は本当に聴く人をステージに「釘付けに」しますね。2時間のライブ中、ずっと目が離せませんでした。

アンコールは、「TOKUZOさん、何曲やっていいですか?」というやりとりの後で「3曲やります」とのこと。「やわらかい風」、新曲、そして本当のラストは…「しあわせのうた」でした。

しあわせのうたを
あなたに届くまで
歌い続けましょう

本当に素晴らしいライブでした。ツアーファイナルの品川も行くので楽しみです。グローリアチャペルに行くのは2004年の矢野絢子以来。あの空間をどう掴み取ってくれるのか、楽しみです。 物販で、まだ持っていなかったCDを買ってきて、サインもしてもらいました。ちょっとお話ができてよかった!

名古屋の夜。ホテルに戻って寝ましょう…。

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『伊勢に出発』に続く。


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