ちょっと2日前に行ったときは暑くて中の方まで行かなかった中正紀念堂に、MRTで移動しました。MRTの駅もこの駅は特別仕様で豪華です(壁面広告もない)。
中正紀念堂は、蒋介石(中正)を称える巨大施設です。 とにかく敷地もでかい。
ただし、この訪問の2週間ほどあとの5月19日に、「台湾民主紀念館」と改名されてしまいました。その背景はこのあたりを。
脱蒋介石へ中正紀念堂改名 台湾行政院 [産経新聞] (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070520-00000003-san-int)
陳水扁政権が公的企業などの名称から「脱中国、脱蒋介石化」を進める「正名(名前を正す)運動」の一環で、総統はこの日、建物正面に新たな門標を設置する式典に参加、実績を誇示した。
中正紀念堂は故宮博物院などに並ぶ台北の三大名所の一つで、台湾に君臨した蒋氏の存在を象徴する歴史的な建造物。このため、正名は独立派にとり悲願で、総統は式典で蒋氏を「人権を迫害した独裁者」と断じ、正名の意義と一つの時代の終焉(しゅうえん)を宣言した。
これに対し、蒋氏が率いた最大野党、中国国民党は「改名は違法行為」と反発、同所を古跡指定して形状変更を認めない法的手続きを進めている。
なるほど…。
歩いていたら、なんか中正紀念堂の建物に動きが…。
おお、巨大な扉が開いていく…。ちょうど朝の9時だったのですが、開館時間だったのかな?
でかいなぁー。
衛兵が中から出てきて行進していきます。
中に入ってみました。巨大な蒋介石の銅像があります。ちなみにこの銅像にも撤去した方がという意見もあるらしい。どうなのかなー。
そういえば、ベルリンなんて、壁だけではなく旧東時代の施設跡がどんどん消えてしまっているみたいだけど、価値観が変わったからと言って安易にそういうのもちょっと抵抗があるかなぁ…。
実はこの下にもいろいろ展示があったみたいだけど、気がつかずに帰ることに(笑)。さて、そろそろホテルをチェックアウトして出るかな。
ところで、MRTの路線図に、駅のBicycle Accessという印があったのですが、駐輪場があるという意味ではなく、ヨーロッパの列車のように自転車の持ち込みができるみたいですね。
列車の中はこんな感じの表記がされていました。うらやましい、とも思いましたが、実際に持って入っている人を見なかったので、あまり利用されていないのかな。ドイツとかはSバーンやUバーンにたくさん自転車が持ち込まれていたけどなぁ…。
ちなみにこのMRTのエスカレーター沿いにあった長い広告は、東京でいうPASMOやSuicaみたいなやつのオートチャージカードの広告。なんか面白かったので撮ってみた。「あちゃー、チャージ忘れちゃったよ」「困るんだよなー、誰だよまったく…」→「こんな時はオートチャージカードがいいよ、今なら10%お得」って感じ?
ちなみにオートチャージは「自動加値」らしい。